この秋、日本政府が名指しで注意喚起を行ったハッカー集団「BlackTech=ブラックテック」。 世界中の企業や組織などから機密情報を盗み出していると言う。 背後には、中国がいると指摘。一体何者なのか。その正体は。 サイバースパイ アメリカ政府も同時に発表。 手口の詳細を公開し、注意を呼びかけた。 ブラックテックは、情報窃取を行うとされるハッカー集団だ。 組織のセキュリティーの脆弱性をついて、内部に潜入。 コンピューターウイルスを駆使して、機密情報をひそかに盗み出す。 いわば、サイバー空間のスパイ組織だ。 最初に存在が確認されたのは、2010年頃。 当初、ターゲットとなったのは、主に台湾の企業などだったが、17年後半から翌年にかけて、状況が一変する。