日本IBMは10月7日、都内で事業戦略説明会を開催した。日本IBMの代表取締役社長であるマーティン・イェッター(Martin Jetter)氏は、2012年5月の社長就任から推進してきた同社変革の取り組みと、日本企業のビジネスにおけるIT活用の課題などを語った。 人材教育はグローバルに先駆けて変革 イェッター氏は、日本IBMでは昨年の戦略説明会でも宣言したとおり、この2年間で「組織」「コンテンツ」「人財」という3つの点で変革を推進してきたことを説明した。組織については「顧客の近くにあること」を目指し、全国に4つの支社を新設して国内のカバレッジを強化してきたと述べた。 2つめの“コンテンツ”とは、IBMが提供する製品やサービス、ソリューションを指す。イェッター氏は、マーケットの動向変化に対応して、特にクラウドコンピューティング、ビッグデータ活用/分析、「PureSystems」などのインテグ
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