2020年東京五輪・パラリンピックの酷暑対策として政府・与党が導入を検討している、夏の時間を2時間繰り上げる「サマータイム」制度。これを受け8月10日、「2020年にあわせたサマータイム実施は不可能である」というスライドショーを立命館大学情報理工学部・上原哲太郎教授が「SlideShare」で公開し、Twitterで話題となっている。 「サマータイム実施は不可能である」 スライドショーでは、サマータイムを2020年までに社会的大混乱なく実施するのは不可能と断言。理由としては、今の日本国内において「時間」を基準に動作する情報システムはあまりにも多く、これらをサマータイム仕様に時間変更しようとすると工数が膨大で、とても2020年までには間に合わないためだという。 「時間」を基準にしているシステムは、政府や自治体の情報システム、医療・交通運輸・金融・通信放送・防衛といった重要インフラから、企業の