3.いざ内見へ。 それからしばらくして、ようやく3件の内見予約を取り付けることができた。 その間に学生寮を退去する日付も迫っており、少し焦りながらも、なんとか条件に合うところを見つけた次第だった。この3件のうちなら、どこに決まってもいい、とすら思っていた。 1件目は、Woodsideという好アクセスの地区にある、一軒家の地下室である。 待ち合わせの場所で待っていると、アメリカ人の若い夫婦が現れた。2人とも妙にテンションが高く、必要以上にフレンドリーだった。旦那から握力測定で8点は取れそうな固い握手をされ、数分のあいだ手に痺れが残った。 彼らのテンションの高さを文字で表すために、ここからはエクスクラメーションマークを多用させてもらう。読みづらいだろうがお付き合いいただきたい。 「よく来たね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!日本人は初めて会うよ!!!!!!!!!このあたりは韓国人