最近の韓流ブームで特に注目を集めている分野が「ウェブトゥーン(デジタル漫画)」だ。 【写真】日本の5年先を行く「超ネット社会」韓国で起きている“地殻変動” その人気は漫画大国日本においても例外ではない。日本経済新聞の10月10日付けの報道(「漫画アプリ首位LINE、迫るピッコマ 韓流「縦読み」席巻」)によると、約4000億円と推定される日本のデジタル漫画市場の利用率において、全体の約80%を韓国製のウェブトゥーンプラットフォームが占めているという。 「ウェブトゥーン」(Webtoon)とは韓国発祥のデジタル漫画の一形態。インターネットを意味する「ウェブ(Web)」と漫画を意味する英語「カートゥーン(Cartoon)」の合成語で、紙の出版物ではなくインターネット上で連載されるコミックを指す。 ウェブトゥーンはもともと、パソコン通信文化全盛期の1990年代後半に誕生した。漫画をスキャンした単純