この連載ではWebデザインについて様々なテーマを取り上げていますが,何度か「答えはない」という言い方で締めくくってしまっているものがあります。「はてな」や検索エンジンのおかげで,読者の皆様の感想が少し収集できる状況になり,そのことに対する不満をいくつか目にするようになりました。今回は「答えが出せない」ということについて,書かせていただこうと思います。 「答え」があるとしたら 実際のところ,受験の参考書のように,「設問があり,答えがある」,そんな関係が,Webデザインにあったとしたら,どんなに楽だろうかと思ってしまうことは多々あります。参考書や雑誌の特集などをめくるだけで,担当しているクライアントが喜ぶ「答え」に出会えるのなら,こんなに便利なことはありません。 メニューの配置やボタンなど,「答え」がキチンと存在し,それらを適切に組み合わせさえすれば,万人に使いやすいと評されるサイトが出来上が
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