ソーシャルゲーム大手2社の売上高 携帯電話などで遊ぶソーシャルゲームの課金システム「コンプリート(コンプ)ガチャ」を5月に廃止した影響で、最大手のグリーは14日、4〜6月の売上高と営業利益が2008年の上場以来初めて減少に転じたと発表した。業界2位のDeNA(ディー・エヌ・エー)は目立った影響がなく、明暗が分かれた。 グリーが14日発表した4〜6月期決算は売上高が400億円、営業利益が189億円で、直前の四半期(1〜3月)に比べてそれぞれ13%、23%減少した。田中良和社長は「直接的な影響は分析できない」としたが、「探検ドリランド」などヒット作となった多くのゲームで、コンプガチャを使っていたことが影響したとみられる。 一方、DeNAが9日に発表した決算は売上高、営業利益ともに前の四半期を上回った。同社はコンプガチャを使うヒットゲームを生み出せず、昨年は業績が伸び悩んだが、コンプガチャ