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※元記事は↓です。 【知はうごく】「模倣が生む才能」著作権攻防(6)−3 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/comic/37339 JASRACにしても夏目氏にしても、同人市場の中でかなりのウェイトを占める成年向け同人誌についてどう考えているのかが非常に気掛かりです。 一次創作者に対して著作権料が支払われるのは公正かもしれないけれど、仮にエロ同人サークルからの徴収が確立したら、それが実質的に「原作者公認」とみなされてしまって不都合が生じる恐れもあるんじゃないでしょうか? 自分もエロ同人誌は大好きなので(笑)偉そうなこと言える立場じゃありませんが、正直これは物凄い地雷原だと思います。 具体的な問題点を書き出してみる とりあえず「同人擁護派の意見なので論拠が大幅に偏っている」ということは前置きしたうえで。 認可制を導入した場
この夏、ろくに更新もせずに何をやっていたかといえば、TYPE-MOONの美少女ゲーム『月姫』と『Fate/stay night』にハマり狂っていたのですよ! こういった設定が山ほどある作品に僕はめっぽう弱くて、いまだにネットで「月姫研究室」を貪るように読んでいたりするのだが、それにしても、この一連のTYPE-MOON作品から、ノスタルジックな感慨ばかりわき起こってくるのは何故だろうか。雑誌や同人誌でゲリラ的に発表されるサイドストーリー、物語の背後に隠された裏設定とそれをまとめた用語集、登場人物と世界観を同じくするスターシステム……これはまるで『魑魅戦記MADARA』のようではないか。 80年代に大塚英志によって『物語消費論』の実践として展開されたMADARAシリーズ。一作目は当時の流行に乗っかっただけのファンタジー漫画だったのが、完結と同時に「MADARAプロジェクト」と銘打って108のサ
斎藤環氏著『文学の徴候』を(一年ぐらいかけて(汗))読了した。ほとんど読んではいたんですが読んでなかった章とかをふと思い出して読み通してみた、という感じです。 で、最後に金原ひとみ氏に触れているんですが、その内容はともかく、「ヤンキー文化」に言及していることに目が行きました。そのあたりのくだりを引用します。 ===== 現代の若者は、コミュニケーションを軸として、おおまかに「ひきこもり系」と「じぶん探し系」という、二つの部族として棲み分ける。「ひきこもり系」とは、コミュニケーションが不得手で対人関係が少なく、しかし「自己イメージの不確かさ」についての葛藤が少ないタイプの若者たちだ。彼らは自己の内的過程に没頭する傾向が強く、そのぶん創造性も高い。いわゆる「おたく」もここに含まれる。いまどき創作活動に関心を持つような若者は、そのほとんどが「ひきこもり系」だ。 一方、「じぶん探し系」の若者は、過
以下は、私が「今の」オタクたちを現実あるいはネットにおいて、精神分析的な視点で観察し続けてきた経験を元に述べている。 オタクたちは、「権力」を連想させるシニフィアンに対しアレルギー的な拒否反応を示す。それは例えば「芸術」だったり「学問」だったり「知」であったり「純文学」であったりする。オカタく自身を抑圧しそうなシニフィアンに対し、面白いほど、被害妄想と言ってよいほど反応する。オタクたちと議論した者なら誰でも経験あるだろう。ただし、向こうから擦り寄ってくる相手にはだらしなく無防備になる。「芸術」や「学問」や「知」や「純文学」というシニフィアンを利用して「オタク」というシニフィアンを肯定あるいは擁護する言述には、その文章に自分たちを同一化させるほど喜んで受け入れる。例えば最近ヨーロッパなどでオタク文化の表現作品が広まりつつあるが、外国人に愛される作品と自分たちを同一化したような言動をする。まる
立体 Something Orange (…)このようにキャラとキャラの関係性をえがくだけで無限に新作を生み出していくこともできると思う。 しかし、それは、それだけでは「物語」ではない。物語未満の何かである。そういった複数の関係性を収斂し、ひとつの方向へすすめて行く指向性があってはじめて、そこに物語が生まれる。 つまり、「キャラ萌え」とは作品の一要素なのだから、それを作品から排除してしまった時点で、既に「トータル」で作品を見れなくなっているのではないか。 たとえ「ストーリーとか作者の考え方とか、それ以外のディティール」を完璧に把握できていたとしても、「キャラ萌え」という要素を「抑圧」していれば、それだけで作品を十全に把握できていないということもありえるはずだ。 ロジックの整合性から言うと、(自ら主張するように)キャラのみでは物語未満なのだから、そういう「木を見て森を見ず」(キャラだけ見て物
萌えとロングテール 萌え理論Blog - キャラを通じて作品群をインテグラルに見る読者性=萌え(前回) ムイミムイミムイミミーちゃんよ!! - ロリコンファル メタ的な快楽的差異だけがあるのだ、無意味万歳って話ですよね…(^^; 作品に物語としての意味を見出すべきだという論説に「メタ的差異の無意味万歳」 という意見を出すのは…、う〜ん、噛み合ってないような……。 「物語派」と「キャラ萌え」と「属性萌え」の対立 - 絵文録ことのは 世界全体=物語派←→世界の一部である人物=キャラ萌え 人物の全体=キャラ萌え←→人物の一部の特徴=属性萌え こう書いてみると極めて当たり前のことでしかないのだが、視野の広さ、見ている範囲の違いは歴然としているといえよう。 それがですね、萌えは無意味だとか視野が狭い、といった常識的な思考をひっくり返したのが、前のエントリなわけですよ。でも前回ちょっと硬めに書いたら、
図解・キャラ萌えの構造 萌え理論Blog - 萌えにもロングテールの物語性がある(前回) 萌え理論Blog - キャラを通じて作品群をインテグラルに見る読者性=萌え(前々回) この書き方だとサイレントマジョリティーはついてこれない気がする。 図で説明したほうがわかりやすい気がする。 (はてブのコメント) 賛否以前に、そもそも私の主張が十分に理解されていないようなので、改めて解説します。まず最初に図から見てみましょう。 作品の立体像 古典的な基準で優れた作品は、立体的な構造をしています。鑑賞者は何回も作品を鑑賞し、角度を変えて見ることで、作品の異なる面を発見します。人物造形、物語の筋、設定や世界観、文体やタッチなど様々です。さらに、業界人でないと分からない楽屋や舞台の裏面もあることでしょう。 さてここで、もちろん人物も一つの面です。が、人物だけ、さらに特定の人物だけを見ている場合に、文字通り
女性は最近では少年漫画を気軽に買えるようになりつつあります。しかし、男性にはなかなかハードルが高い位置にある、少女漫画の世界。 それはもったいない!男性でも女性でも楽しめる少女漫画を読みたい! ということで、今回は色々なマンガ好きサイト管理人に集まっていただき、様々な視点から「少女漫画」について語っていただきました。 第一部では「少年漫画好きの男性たち」から見ての少女漫画の感覚について、語っていただいています。特に思い出に残っている作品をあげてもらい、そこから「男性から見た少女漫画観」をくみ上げてみようと言う試みです。 第二部ではメンツを変えて、「少女漫画が好きな男女から見た、男性でも女性でも楽しめる少女漫画」ということで、少女漫画に詳しい方々にオススメの作品を語っていただき、男性と女性の間の少女漫画観を語っていただきました。 〜参加者〜 たかすぃ・(マンガがあればいーのだ。) たまごまご
このページは2000年1月から一年半にわたって更新されていたウェブマガジン「TINAMIX」のアーカイブ版です。 現在は更新を停止しています。
電源を入れてください〜都市ノォト〜 スクールランブル 2学期 15話 http://buchi21.blog64.fc2.com/blog-entry-207.html 今時のアニメファンは作品全体の統一感やら,十全性(安定)などを強烈に意識するらしく,それを壊す異分子はなるべく排除したいんだとか。声優の演技やらシナリオ(物語)に集中したいがために,邪魔になる個性的な作画を嫌うという。 と書かれていて、最近のアニメファンは統一感ばかり重視していて、個性を許さないよなあと思っていた。うつのみや理作画騒動とか。二次元のキャラクターに感情移入するためには、アニメーターの個性は邪魔なもの。更科さんがよく言う「ノイズ」扱いされてしまう。 しかし、事態はもっと深刻になっていた……! うつのみや騒動がかわいく見えるぐらいに。 こちらの記事で紹介されていた『魔法少女リリカルなのはA's』を見てみたら…。
ちなみに雑記1はhttp://d.hatena.ne.jp/kj-3plus4/20060530/p1です。 まずPiさんさんから2ちゃん実況スレ住人を前提としての主張はおかしいとあったのでその返答 前提として間違っていたと反省しています。実況板の住民は瞬間的な「反応」であって、論理的に考えた感想や意見とはかけ離れていますね。また実況板の雰囲気は、不特定多数と同じモノを見ながら似通った感覚でレスをして、騒ぐ事を楽しんでいるように見える点でも、視聴者の一般的な意見とは言いにくいでしょう。 更に言えば、2ちゃんねるでは全体的にレスのやり取りそのものが非常に短い文体で行われており、発言者がどのような立場でどのような意見を述べているのかは、正確に分かることは出来ません。 それでも実況板のレスから持論を展開したのは、この板の雰囲気が昨今のオタクが持つ雰囲気と似通って感じていた為です。直感的に良し悪し
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