新年度が始まった。職場が変わった方も多いだろう。私もそうだ。3月末、東京大学医科学研究所を辞職し、研究室のスタッフとともに、新たに設立した特定非営利法人医療ガバナンス研究所に移った。
![東大を辞職して](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6928a361e9a34152aa9b6a1ad81956ac992fa7c1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F5c63659e240000d2024ae201.jpeg%3Fops%3D1200_630)
筆者は過去に米国の2大研究財団である米国国立科学財団(NSF)と米国国立保健研究所(NIH)の特定部門の常任審査員をそれぞれ数年勤めた。審査員の仕事は米国の大学や研究所の科学者や研究センターからの研究資金の財団への申請について計画された研究内容と資金の妥当性を評価し、多数の申請間の優劣評価をし、研究資金を出すか否かに関する財団の公正な決定に必要な資料を提供することである。 筆者の属した部門はNSFでは社会科学・行動科学における統計的分析や計測方法の研究部門で、NIHでは生命・医療統計研究部門であり、今回問題になっている分子生物学研究とは全く関係がない。しかし審査におけるルールと倫理は、部門にかかわらず共通である。利害関係者は、利害の葛藤(Conflict of Interest)を持つ者と定義されるが、具体的には個人の研究プロジェクトの研究資金申請の場合、研究主査(PI)とその共同研究者た
小保方晴子さんの上司でSTAP細胞論文の責任著者である、理化学研究所の笹井芳樹さんが4月16日15時から都内で会見を開く。理研が認定した論文の不正や、STAP細胞の存在などについて、どのような発言をするのか注目される。
慢性的睡眠不足は脳に対して、これまで考えられていたよりも長期的な影響を及ぼすおそれのあることが、マウスを使った新たな研究で明らかになった。
万能細胞「STAP(スタップ)細胞」を世界で初めて作った小保方晴子(おぼかたはるこ)さんが、報道を自粛するよう要請する声明を、所属する理化学研究所から発表した。 Jan. 31, 2014 報道関係者の皆様へのお願い STAP細胞研究はやっとスタートラインに立てたところであり、世界に発表をしたこの瞬間から世界との競争も始まりました。今こそ更なる発展を目指し研究に集中すべき時であると感じております。 しかし、研究発表に関する記者会見以降、研究成果に関係のない報道が一人歩きしてしまい、研究活動に支障が出ている状況です。また、小保方本人やその親族のプライバシーに関わる取材が過熱し、お世話になってきた知人・友人をはじめ、近隣にお住いの方々にまでご迷惑が及び大変心苦しい毎日を送っております。真実でない報道もあり、その対応に翻弄され、研究を遂行することが困難な状況になってしまいました。報道関係の方々に
宗教が専門分野ではない私が『幸福の科学』との対談に臨もうと思ったきっかけは、教団のIT伝道局長である林さんから長文のメールをもらったことだった。林さんは私のメルマガの読者で、以前にあるセミナーに聴講に来ていただいたこともある。メールの内容はご本人の承諾を得て、私のメルマガで、宗教とテクノロジの交差点についての私の論考とともに全文掲載させていただいた。以下はその転載である(メルマガの元記事からは若干修正してある)。 この前のメルマガでありました、「オウンドSNS」という考え方ですが、実は今、幸福の科学グループでも、このオウンドSNS的なものを7月オープンさせるべく開発中です。 具体的にはSNSとQAサイトを融合させたもので、選挙に向けて、若い世代の有権者の声をひろい、SNSに入った会員メンバーが一般公開されているQA上で一般向けに対して真理を回答していくというものです。宗教がなぜ政治に出るの
常識破りのさまざまな生物を面白おかしく紹介した拙著、クマムシ博士の「最強生物」学講座が出版されてから1ヶ月が経過した。好評につき、早くも増刷が決定。ご購入いただいた皆さまに感謝したい。 さて、今回は本書が書籍化に至った経緯について少し書いておく。私のケースは、特に書籍出版を目標としている知的労働者にとって参考になると思う。 そもそも少し前までは、一般科学書を出版するのは教授等の肩書きのある研究者か、著名な科学ジャーナリストに限られてきた。権威の無い人間が書籍を出版するのは難しかったのだ。 だがご存知の通り、ネット、とりわけブログやTwitter、そしてはてなブックマーク等のネットツールの登場により、優れた文章の書き手が容易に発見される時代が到来した。ブログに書いた文章がSNS上で言及され、その数が評価の指標になるからだ。そして出版社の編集者は、この指標をもとに本の書き手を選定している。書籍
ローンチから約1か月。うれしいことに皆さまからご注目いただき、新聞、雑誌、ネットメディアの取材やテレビ・ラジオ出演など、怒濤の日々を過ごしておりましたが、ようやく落ち着いてきました。
オタクや変態がモテるためには、自らの歪んだ性癖を隠さずに誇りをもってアピールするべきだ。 オタクや変態だからモテないと思い込むのは、大きな間違いである。確かに、オタクや変態は異性からいぶかしげな眼で見られがちだ。嫌われることもある。だから、自分の趣味や性癖が異性にバレるのを極端に恐れ、隠そうとする。ちょっとファッションに気を使ってみたり流行りの話題についていく努力をして、「普通の人カモフラージュ」を試みる。 だが、これはモテるためには逆効果なので、今すぐやめるべきだ。このような行為は、その他多くのマジョリティ、つまり普通の集団の中に飛び込んで自らを目立たなくしてしまうことである。マニュアル通りのPRポイントをエントリーシートに書きこむ就活生のように、好かれも嫌われもしない当たり障りのない人間になってしまうことだ。 世の中にはマジョリティから逸れた尖った人間、つまり、変わった性癖を持つ人たち
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