小学生の頃の話。 休み時間、私は外に出るのが嫌いで図書室に入り浸っていました。 最初は図書室に隠れてた、というのが正確でしょうか。マンガだからと日本の歴史を読みふけっているうちに 「他のものも読んでみよう」となり、アルセーヌ・ルパンや江戸川乱歩の少年探偵団、図鑑の類に食指を伸ばしていきました。 児童書はスジが分かりやすいし、「読む」ということは遊びのうちになっていたので、全然苦になりませんでした。 あと、もう一つ小学校高学年でやったのは 新聞の一面コラムを筆写することでした。 朝日新聞なら、天声人語。読売新聞なら編集手帳といった具合に、新聞の一面には記者の中でも名文家と呼ばれる腕利きが担当するのが常でした。 コラム欄は◆や●などの記号で段落を区切ります。ノートに写す時は改行していました。 これを毎日、写していました。 実家に残っていた、当時の「編集手帳ノート」。日付から中学2年の時だと思い