先日、週刊文春の記者の方から連絡があった。彼女が言うには、千葉大学医学部生3人による女性暴行事件で、容疑者のうちひとりが僕の小説『ぼくは愛を証明しようと思う。』や原作を提供した同名のコミック、また、メルマガ『週刊金融日記』などに書かれている「恋愛工学」の影響を受けた、という情報を何らかのソースから得たそうだ。 そして、その記者の方は、膨大なメルマガのバックナンバーなどから、そのような性犯罪を誘発する恐れがあるとされる文言を大量に抜き出し、私に送付してきた。 まだ、どのような記事になるかわからないが、出版される前に、僕の考えを書いておこうと思う。論点は3つある。 1.表現の自由 まず、そもそも表現の自由がある。殺人犯がミステリー小説を読んでいたからといって、ミステリー小説が殺人を誘発した、ということにはならない。聖書にも強姦や殺人の話は出てくるが、聖書が危ない本ということにはならない。それは
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