単に管理ツールを導入しただけでは残業は減らない!? プロジェクト管理ツールを導入しても、その後なかなか運用に乗らないという企業は多い。プロジェクトメンバーに対して管理ツールへの進ちょく入力を強制すると、一方的に管理されるだけという意識を持ち、難色を示すメンバーが現れることもある。その場合、やがてそのツールがまったく活用されなくなるという事態に陥りやすい。 テンダの中村氏 テンダの取締役 市場・製品開発事業本部 本部長の中村繁貴氏は「プロジェクトマネジャーは、メンバーの作業実績を管理するためだけのツールとしてプロジェクト管理ツールを導入するべきではない」と語る。中村氏自身、ある上司との打ち合わせに2時間かかり、その分を補うために残業をしていると、その上司に「なぜ残業をしているのか」と問われ、違和感を覚えた経験があるという。 中村氏は「1人日8時間のプロジェクトメンバーが別の業務に2時間費やせ