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ブックマーク / techtarget.itmedia.co.jp (40)

  • プロジェクト管理とグループウェアを統合した「Time Krei」

    単に管理ツールを導入しただけでは残業は減らない!? プロジェクト管理ツールを導入しても、その後なかなか運用に乗らないという企業は多い。プロジェクトメンバーに対して管理ツールへの進ちょく入力を強制すると、一方的に管理されるだけという意識を持ち、難色を示すメンバーが現れることもある。その場合、やがてそのツールがまったく活用されなくなるという事態に陥りやすい。 テンダの中村氏 テンダの取締役 市場・製品開発事業部長の中村繁貴氏は「プロジェクトマネジャーは、メンバーの作業実績を管理するためだけのツールとしてプロジェクト管理ツールを導入するべきではない」と語る。中村氏自身、ある上司との打ち合わせに2時間かかり、その分を補うために残業をしていると、その上司に「なぜ残業をしているのか」と問われ、違和感を覚えた経験があるという。 中村氏は「1人日8時間のプロジェクトメンバーが別の業務に2時間費やせ

    プロジェクト管理とグループウェアを統合した「Time Krei」
  • 富士ソフト、MSとクラウドで協業 2010年度はMS製品で20億円の売り上げを計画

    富士ソフトは3月18日、マイクロソフト(MS)との協業を強化し、クラウドとオンプレミスを融合したソフトウェア構築の分野で連携していくことを発表した。富士ソフトはMSソリューション関連で、2010年度は20億円、2012年度は70億円の売り上げを計画している。 右が富士ソフト 代表取締役社長 白石春久氏、左がマイクロソフト 代表執行役社長 樋口泰行氏 富士ソフト 代表取締役社長 白石春久氏は今回の協業の背景について、「国内におけるクラウド市場規模は、2015年には2兆円を超えるといわれている。当社でも、顧客のクラウドへの関心は非常に高く、特にクラウドとオンプレミスがシームレスに融合したハイブリッド型クラウドサービスに強いニーズがある。MSは、まさにこのハイブリッド型クラウドサービスを提供しており当社の方針と合致する企業」と述べた。 MS 代表執行役社長 樋口泰行氏は、同社のクラウドサービス戦

    富士ソフト、MSとクラウドで協業 2010年度はMS製品で20億円の売り上げを計画
  • 富士通、設置スペースを40%削減するクラウド向けサーバ基盤を販売開始

    富士通は3月17日、クラウドコンピューティング向けサーバプラットフォーム「PRIMERGY CX1000」の販売を開始した。 PRIMERGY CX1000 PRIMERGY CX1000は、1ラック当たり38サーバノード(38台のサーバ装置)を搭載したクラウド向けサーバプラットフォームだ。サーバ数十台から数千台規模のスケールアウト型システムに適している。ラック単位で冷却する「集中冷却方式」で消費電力やサーバ設置スペースを削減できるほか、シンプルな構造で管理者の運用管理負担を軽減する。 同社によると、集中冷却方式によって、サーバ設置スペースは従来のラックマウントサーバの約40%削減できたという。これは、集中冷却方式ではラック上面に排気するため、ラックの背面同士を合わせた設置が可能になり、従来必要だったラック後方の排気スペース(ホットアイル)を削減できたためだ。また、各サーバノードの構造を見

    富士通、設置スペースを40%削減するクラウド向けサーバ基盤を販売開始
  • MS、クラウド事業に本気――米本社幹部「社員の9割の時間をクラウドに」

    マイクロソフト(MS)は3月24日、同社の最重要戦略であるクラウド事業に関する取り組みについて発表した。併せて同日、同社のクラウド関連情報を集約したクラウド専用サイト「We're all in」を開設した。 米MS インターナショナルプレジデント ジャンフィリップ クルトワ氏は「MSはクラウドでリーダーシップを取りたい」と宣言。「MSのソフトウェア開発に従事する社員4万人のうち、7割をクラウド関連の活動に参加させる。そして、社員の年間9割の時間をクラウドあるいはクラウドに関連したプロジェクトに充てる」と述べ、全社を挙げてクラウド事業に取り組む姿勢を見せた。今後、クラウド事業の展開に合わせ社内組織を変更していく予定。 また、MS 代表取締役社長 樋口泰行氏は、クラウド時代においても同社のミッションがソフトウェアにあることをあらためて強調。「ソフトウェアの無限の可能性を信じ、ソフトウェアで人の

    MS、クラウド事業に本気――米本社幹部「社員の9割の時間をクラウドに」
  • シマンテックがデータセンター実態調査を発表、「仮想化やクラウド導入は大手企業より準大手企業が積極的」

    シマンテックは3月16日、世界のデータセンター実態調査リポート(2010年版)を発表。報道向け説明会では、同社プロダクトマーケティング部マネージャ 朝倉英夫氏が日海外での意識・取り組みの違いなどを報告した。 調査は米国調査会社アプライドリサーチが2009年11月に実施したもので、従業員数1000人以上の1780社が対象。国別の分布では、回答上位から順に米国(19.8%、513社)、日(8.4%、150社)、ドイツ(6.7%、120社)、中国(6.7%、120社)となる。 シマンテックでは従業員数1000~1999人の企業を大企業、同2000~9999人を準大手大企業、同1万人以上を大手大企業と位置付け、今回の調査で最も顕著に見られた結果として「クラウドコンピューティングや重複排除、レプリケーション、ストレージの仮想化、継続的データ保護(CDP)などの技術を最も積極的に採用しているのは

    シマンテックがデータセンター実態調査を発表、「仮想化やクラウド導入は大手企業より準大手企業が積極的」
  • ノベル、仮想/物理サーバをバックアップする統合アプライアンスを発売

    ノベルは2月26日、仮想/物理サーバのディザスタリカバリやバックアップを行うハードウェアアプライアンス製品「PlateSpin Forge(プレートスピン フォージ)」を発売した。 PlateSpin Forgeは、仮想/物理を問わず最大25台のワークロード(※1)を1台でバックアップできるハードウェアプライアンス製品。サーバ、ストレージ、リカバリソフトウェア、仮想化ソフトウェア(VMware ESX)、OSがプリインストールされたパッケージ製品のため、待機サイトを用意する必要はない。導入手順は、箱から出して電源を入れ、IPアドレスとパスワードを設定してネットワークにつなぎ、同期時間設定をすれば完了。2.5TバイトのHDD、CPU2個(コアは合計8個)を備え、高パフォーマンスを実現する。「障害時のバックアップ設定の完了までの時間はわずか30~40分程度」(ノベル 営業部 SEグループ マ

    ノベル、仮想/物理サーバをバックアップする統合アプライアンスを発売
  • 米VMware CEO「仮想化だけでなくクラウドでもリーダー企業を目指す」

    米VMwareは3月2日、社長兼CEO ポール・マリッツ(Paul Maritz)氏による来日記者会見を開催し、2010年度は仮想化だけでなくクラウドにおいてもリーディングカンパニーとしての存在感を示すとした。 米VMware社長兼CEO ポール・マリッツ氏 2009年度は前年比8%増の20億ドルの売り上げを出したVMware。来日したマリッツ氏は、「全世界の仮想化環境で動作するアプリケーションの89%はVMware上で稼働している」と、同社が仮想化市場でのリーディングカンパニーであると主張した上で、「VMwareは仮想化だけの企業ではない。メインフレーム時代のIBM、クライアント/サーバ時代のMicrosoft/Intel、Web時代のGoogleAmazon.comに匹敵する、クラウド時代におけるリーディングカンパニーの1つになる」(同氏)と2010年度の方針を語った。 その具体的な

    米VMware CEO「仮想化だけでなくクラウドでもリーダー企業を目指す」
  • Hyper-VクラスタにおけるVMの状態同期と構成ファイルの問題

    Hyper-Vクラスタで発生しがちな2つの問題を取り上げ、その回避策を紹介しよう。この回避策は、わたしが管理している仮想環境の全体的な安定性の維持に役立っている。 問題1:VMの状態が同期されない 最近、HPバーチャルコネクトのファームウェアで問題が起こった。パブリックおよびプライベートNIC(ネットワークインタフェースカード)が長時間停止し、そのためにノードがクラスタ内のほかのホストの障害を検知した。その結果、仮想マシン(VM)が代替ノードで再起動を試みた。 このとき、場合によってはMicrosoft管理コンソールのスナップインである「フェールオーバー クラスター マネージャー」がVMの状態を「保存中」または「開始中」と表示した。「Hyper-Vマネージャ」はこれらのVMを「保存済み」または「実行中」として表示したが、この情報がフェールオーバー クラスター マネージャーに反映されなかった

    Hyper-VクラスタにおけるVMの状態同期と構成ファイルの問題
  • 「プライベートクラウド構築を迅速に」 EMC、シスコ、ヴイエムの3社が仮想化基盤パッケージを発売

    EMCジャパン(以下、EMC)、シスコシステムズ(以下、シスコ)、ヴイエムウェアの3社は2月9日、「VCE(Virtual Computing Environment)連合」を結成し、仮想コンピューティング環境において協業する方針を発表した。同時に、3社の製品を統合した仮想化基盤パッケージ「Vblock Infrastructure Package」を同日に発売する。 VCE連合では、EMCのストレージ、シスコのブレードサーバとネットワーク機器、ヴイエムウェアの仮想化OSを統合し、プライベートクラウドのパッケージソリューションを提供する。 EMC 代表取締役社長 諸星俊男氏はVCE連合を「各分野において最も強い3社が結束した“強者連合”」と説明。またヴイエムウェア 代表取締役社長 三木泰雄氏は、VCE連合の意義について「大手企業やサービスプロバイダーを中心に、プライベートクラウドの構築が進

    「プライベートクラウド構築を迅速に」 EMC、シスコ、ヴイエムの3社が仮想化基盤パッケージを発売
  • 日本HP、プライベートクラウド導入計画を半日で完成させるワークショップ

    ヒューレット・パッカード(HP)は2月24日、プライベートクラウド導入を検討するユーザー企業に向けたコンサルティングソリューションとしてワークショップ「Cloud Discovery Workshop」(CDW)を発表した。 CDWは、HPのプライベートクラウドにおけるコンサルティングソリューションの1つ。同ソリューションでは、ワークショップや質問形式、フレームワークを活用し、クラウドコンセプト・クラウド技術・クラウド実現プランを策定する。 HPのクラウド実現ステップと提供ソリューション《クリックで拡大》 CDWでは、9つの検討テーマで議論をしながら、クラウドサービス導入における検討課題や問題点、ゴールを明らかにし、解決の筋道としてロードマップを作成する。 9つのテーマ Setting The Scene(何をいつまで実現したいかの状況把握) クラウドの定義 クラウドサービスの内容 ト

    日本HP、プライベートクラウド導入計画を半日で完成させるワークショップ
  • もうストレージ管理で悩まない。クラウド時代の新発想ストレージ

    最近、プライベートクラウドを構築して、低コストで情報活用を促進させる動きが活発化している。この際に、仮想化を行ってサーバ統合を進めるわけだが、実際運用を開始すると、ストレージがネックになって思ったようなパフォーマンスが出ないケースが増えているという。これは、仮想マシンがどれだけ社内で発生し運用されるかという予測を見誤り、ストレージの設計が実態とそぐわないことに起因する。これはストレージの設計ミスだったのか? いや、そうではない。そもそもクラウド時代を迎えた今、トランザクションの量やパターンを予測するのは不可能に近く、事前に精密なストレージの設計をすること自体がナンセンスといえる。 一方、ストレージは保管データの整合性を保持する必要があり、リブートで復元できるサーバと比較して障害時のインパクトが非常に大きく、その運用は慎重にならざるを得ない。そのために自社ストレージの設定、運用といった一連の

    もうストレージ管理で悩まない。クラウド時代の新発想ストレージ
  • シトリックス、2010年はデスクトップ仮想化事業に注力

    シトリックス・システムズ・ジャパンは2月24日、2010年の戦略に「デスクトップ イノベーション」を発表した。「2010年は日におけるデスクトップ仮想化元年」とし、デスクトップ仮想化事業に格的に乗り出す。 シトリックス・システムズ・ジャパン 副社長 木村裕之氏は、「米国では2009年、1万~10万ユーザーが利用する大規模なデスクトップ仮想化導入案件が多発し、デスクトップ仮想化の売り上げが全体に占める割合は、2008年の2%から23%にまで増加した。一方、日の2009年の売り上げは4%だった。日はこれから伸びる」と予測している。 シトリックス・システムズ・ジャパン 副社長 木村裕之氏 具体的な戦略は、「エンタープライズ営業の強化」「アップセリング(上位製品販売)とクロスセリング(関連製品販売)の展開」「DaaS(Desktop as a Service)/クラウドビジネスの推進」「サ

    シトリックス、2010年はデスクトップ仮想化事業に注力
  • Hyper-VでVMを数クリックで複製する方法

    仮想化の1つのメリットは、コピー&ペーストを利用して、仮想マシン(VM)の複製、つまり既存のVMをベースに新しいVMを作成することができることだ。新しいVMが必要になったら、VMのディスクファイルを別の場所にコピーすればよい。もっとも、大まかに言えばそうなるが、この一見シンプルなプロセスには、管理者が見落としがちな幾つかの追加作業がある。 稿では、Hyper-Vの管理プラットフォームであるSystem Center Virtual Machine Manager(SCVMM)を使って、既存のソースVMをカスタマイズしてVMテンプレートを作成することで、VMを迅速に展開する方法を紹介する。 テンプレートを使ってVMを迅速に展開 VMの複製においては、VMのコピー&ペーストは作業全体の半分にすぎない。コピーを作成すると、ソースVMと同じものができるが、環境に合わせてVMをカスタマイズする作業

    Hyper-VでVMを数クリックで複製する方法
  • サーバ仮想化環境のバックアップ 普通に取るか丸ごと取るか

    物理も仮想も考えは基同じだが…… データをバックアップすることは、仮想マシンであっても、用途が番環境であれば同じように重要である。ただ、サーバ仮想化環境のバックアップはどうすればいいのだろうか? 今までの物理環境と同じようにできるのだろうかと考えてしまうのもよく分かる。ここでは、サーバ仮想化環境でのバックアップ導入の考え方について、分かりやすく説明しようと思う。 仮想化環境を提供するインフラとしてVMware Infrastructure/vSphere、Microsoft Hyper-V、Citrix XenServerなどがある。それ自体バックアップの環境を備えていたり、サードパーティーのバックアップソフトウェアと連動することで効率の良いバックアップを取る仕組みも持っている。仮想化環境インフラのバックアップをそのまま使ってもよいし、一般的なバックアップソフトウェアをサーバ仮想化環境

    サーバ仮想化環境のバックアップ 普通に取るか丸ごと取るか
  • ネットアップ、重複排除対応の仮想デスクトップ向けストレージ管理ソフトを無償提供

    ネットアップは2月1日、デスクトップ仮想化環境に対応したストレージを効率的に運用管理するソフトウェアの最新版「Rapid Cloning Utility 3.0」を提供開始する。 Rapid Cloning Utilityは、デスクトップの仮想サーバ環境を構築・運用するソフトウェア「VMware View 4」上で動作するOS、アプリケーション、データのコピーを、ネットアップのストレージと連携して自動的に管理するソフトウェアだ。VMwareの仮想化管理ツール「VMware vCenter」のプラグインとして提供されている。 仮想デスクトップ環境では、クライアントの仮想デスクトップイメージをサーバ側で持つため、クライアントの台数が増えればその分サーバ上に仮想デスクトップイメージが増え、ストレージの消費容量も増加するといった課題がある。そこでRapid Cloning Utilityは、仮想的

    ネットアップ、重複排除対応の仮想デスクトップ向けストレージ管理ソフトを無償提供
  • NEC、クラウド基盤の早期立ち上げを支援する統合パッケージ

    NEC(日電気)は1月21日、企業のクラウド環境構築に必要なソフトウェアやサービスを1パッケージに収めた新製品「Cloud Platform Suite」を発表、同日より販売を開始した。 ラインアップは、中堅企業向けの「スタンダードパッケージ」、大規模企業内データセンター向けの「エンタープライズパッケージ」、直流受電など通信事業者にも対応可能な「データセンターパッケージ」の3製品。いずれも、クラウドコンピューティングの基盤となるサーバ(Express5800シリーズ)/ストレージ(iStorageシリーズ)/ネットワーク機器(UNIVERGEシリーズ)/統合管理ソフトウェア(WebSAM SigmaSystemCenter)/基構築サービスで構成されている。 導入時には、各製品をあらかじめ組み合わせ検証した後に、必要なソフトウェアがインストール済みの状態で提供される。個別製品で提供され

    NEC、クラウド基盤の早期立ち上げを支援する統合パッケージ
  • トレンドマイクロ、仮想化セキュリティに対応するサーバ向け製品を発表

    トレンドマイクロは1月21日、2010年の事業戦略と、VMwareによる仮想化環境に対応するサーバ向けセキュリティ対策「Trend Micro Deep Security 7.0」を発表した。 同社が掲げる2010年のワールドワイドのスローガンは「Security That Fits」。激変する世界のIT環境に対し、ピンポイントかつスピーディーにセキュリティサービスを提供していく(=フィットさせていく)には、クラウドによるサービス提供が欠かせないと方針を語った。 クラウドへの対応を加速化する背景について、同社 取締役 日地域担当 大三川彰彦氏は、「新興国をはじめ世界のIT環境は激変している。例えば、新興国ではPCの需要が増加している。今後、新興国のIT環境は、遅れていた分一気に変化するだろう。セキュリティサービスもクラウドで対応していかなければ、サービス提供が間に合わない」と説明した。

    トレンドマイクロ、仮想化セキュリティに対応するサーバ向け製品を発表
  • コモディティー化していく仮想化が抱える3つの問題点とは?

    長引く不況が仮想化市場を後押し 景気動向が改善傾向を示す一方、設備投資判断はいまだ軟調で底堅い動きを見せない中、IT市場では相変わらず仮想化頼みの状況にある。IDC Japanが2009年12月に発表した2009年の国内仮想化サーバの出荷台数は、前年比1.6%の微減となる6万1000台になる見込みとしたが、2009年の国内サーバ市場全体の出荷台数が前年比17.9%減と大幅に落ち込む中では立派な健闘材料だ。仮想化サーバ市場は2008年~2013年の平均成長率がプラス18.3%を維持していくことで、国内サーバ仮想化比率は2009年の12.3%から2013年には一気に23.2%になると予測されている。 信頼性やパフォーマンス、投資対効果などが懸念されていた仮想化だが、今やそんな過小評価が一掃されるととともに、景気後退が仮想化技術格的に導入しようとする企業を増やしているとIDC Japanは分

    コモディティー化していく仮想化が抱える3つの問題点とは?
  • 2010年のデスクトップコンピューティングとIT環境の変化

    依然として経済状況は厳しいが、企業のIT部門は2010年には投資を再開したいと考えているようだ。2010年は企業でWindows 7の導入が始まる一方で、仮想化をはじめとする新技術が一層注目を集めるものと予想される。セキュリティや標準をめぐる課題も残るだろう。では、企業はどの分野に注目すべきなのだろうか。2010年のデスクトップコンピューティングをめぐる状況を予想してみよう。 デスクトップ仮想化 仮想デスクトップの配備ベースが倍増すると予想される。Microsoft、VMware、Citrix Systemsの仮想デスクトップインフラ(VDI)製品の改善により、多くのIT管理者は仮想化の池にちょっと足を浸してみようという誘惑に駆られるだろう。既にVDIの中で泳いでいる管理者は、仮想デスクトップで実現される管理コストの削減と効率化というメリットをさらに享受するために、仮想化技術の導入を大幅に

    2010年のデスクトップコンピューティングとIT環境の変化
  • 動き出した日本のパブリッククラウドサービスはサポートで差別化

    初のクラウドサービス「GrowServer2010」 仮想化技術とクラウドコンピューティングとは切り離して考えられない密な関係にあるが、それを分かりやすい形として見せてくれるのが、ITコアが2009年11月からサービスを開始した、クラウドコンピューティングのプラットフォームサービス「GrowServer2010」(以下、GS10)だ。 このサービスの特徴は、サーバ、ストレージ、インタフェース(I/O)の全層で仮想化技術を導入することで、月額1万円の低額な利用プランを実現。クラウドサービスには珍しくサポートメニューを充実させて、企業が必要とするコンピューティングリソースを短納期に利用できる点にある。米Amazonの仮想マシンの時間貸しホスティングサービス「Amazon EC2」(以下、EC2)をかなり意識したものとなっている。 全層仮想化とそれを支えるデータセンター EC2との価格比較の

    動き出した日本のパブリッククラウドサービスはサポートで差別化