編集部注目の書き手による単発エッセイ連載「DIARIES」。今回はお笑いコンビ・ランジャタイの伊藤幸司さん。音楽好きとして知られる伊藤さんですが、なかでも「の子」さん率いるロックバンド・神聖かまってちゃんへの思い入れは格別だとか。この場を借りて、伊藤さんから神聖かまってちゃんにラブレターを送ります。 神聖かまってちゃん存在してくれてありがとう。 僕は今「ロックンロールは鳴り止まないっ」を無限ループで聴きながらこれを書いています。 真っ黒で気持ち悪い卵な僕は、気持ち悪いって何回言われたんだろ。 クラスで醜い異臭を放って、フォークダンスで女子全員から手を繋ぐふりをされて、僕はもうどうにもならないだろうねと思ってたころに、1242を受信してみると、ナインティナインに出会いました。 びばるげばる書店で松本人志の『遺書』を買いました。 そんで東京NSCに入りました。 でもろくに会話もできなくて、いつ
著: 竹内まなぶ(カミナリ) 相方・たくみと過ごした幼少期 茨城県鉾田市(ほこたし)。南東部の海沿いにあるこの街で僕は生まれ育った。 カミナリは茨城弁の掛け合いをする漫才を芸風としているので、もちろん相方のたくみも同郷だ。 たくみと出会ったのは保育園の頃だが、会話をした覚えはほとんどない。その代わりに、僕が砂場で遊んでいるとたくみが砂をかけてくるのだ。最初はすごく嫌だったが、どうやらその様子を見た周りの友達が笑うから俺に砂を投げていたらしい。それに気づいてからは、僕も抵抗するのをやめた。 保育園ではそれだけの関係だったが、たくみは僕の実家で営んでいた「スーパータケウチ」にお母さんとよく買い物に来てくれていた。たくみはお母さんが買い物している間に僕の部屋で遊んでいたのだが、そのときはいじめられることもなく、僕のことを好いてくれているんだなという気持ちが伝わってきた。 当時は僕がたくみにおもち
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