珍棒。この言葉を耳にした時、芸人・ハリウッドザコシショウの顔が浮かぶ。彼が各所で使う この言葉はもはや彼の代名詞になりつつあるが、その起源を知る人はそう多くは無いと思われる。 調べると、珍棒とは静岡などの方言で「男性器」を表す言葉であり、静岡出身のザコシがこの言葉を使うのはごく自然である。 それとはまた別の話で、ポストモダン作家の高橋源一郎著『ジョンレノン対火星人』に「珍棒」は登場する。もちろん男性器の意味で。 しかし彼は広島出身であり、珍棒という方言を知っていて使ったのか、直接的な表現を避けた結果たまたま珍棒になったのかは定かではない。 そして、これが掲載されたのは1983年で、ザコシが小学生のころである。人間を形作る時期に、彼がこれを読んだ可能性も大いにある。 "もし"ハリウッドザコシショウが使う「珍棒」のルーツが、静岡の方言ではなく、高橋源一郎の小説に登場する「珍棒」の方だったとした
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