財政再建を進める大阪府の橋下徹知事が補助金支出に難色を示していた「大阪センチュリー交響楽団」が新年度も存続する見通しになった。橋下知事が4日夜の幹部会で、経営改善の状況を見極めるとして、新年度予算案で楽団を運営する府文化振興財団への補助金1億1千万円を計上することを認めた。 財団への補助額は08年度予算の4分の1に減額され、事業収入や国の補助金を合わせても約1億5千万円が不足する見通し。財団では人件費削減などで不足分を補う。府は09年度から2年間は運営補助を維持し、経営改善状況と「府民オーケストラ」としての定着度合いを見極める。 同楽団は89年に府が20億円の基本財産を出資して財団を設立した。橋下知事は昨年6月の財政再建プログラム案で補助金の大幅縮減を表明。先月30日の部局との公開論議でも「経営改善計画や次世代育成策が示されず、1億1千万円と言われてもオーケー出せない」としていた。(春
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