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大衆活動で陽動し革命を装ったエジプト軍部クーデターから1年、当初の軍部の思惑どおりには民主化の偽装が進まず、ムバラク元大統領の位置に座り込んだ軍最高評議会の実態(参照)も露呈し、反政府デモが続いている。NHK「エジプト 反政府デモ開始1年で」(参照)より。 エジプトでは、去年1月、若者のグループによるインターネット上での呼びかけによって民主化を求める反政府デモが始まり、30年近くにわたったムバラク政権が、僅か18日間で退陣に追い込まれました。民主化運動が始まって1年となる25日、若者たちは再び国を暫定的に統治している軍に抗議するよう呼びかけ、全国の主要な都市で大規模なデモが始まりました。 このうち、首都カイロのタハリール広場では、午前中から数万人が集まり、軍の統治はムバラク政権時代と何も変わっていないとして、即座に権限を手放すよう求めました。参加者からは、「軍は民主化を求める国民の声を聞か
多くの欧米人にとって、エジプトの民衆蜂起は無上の喜びだった(写真は今年2月、エジプト・カイロのタハリール広場で、ホスニ・ムバラク大統領の辞任を喜ぶ人々)〔AFPBB News〕 いまにして思えば、すべてがあまりにもナイーブだった。 フェイスブック革命を取り巻いていた、あの興奮を覚えているだろうか? ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて団結し、軍事独裁者を倒す今風の若いエジプト人たちの姿は、多くの欧米人にとって、抗いがたいほど魅力的なものだった。 我々はタハリール広場の若者たちとともにあった。彼らは我々の観念と我々のガジェットを用い、老いて柔軟性を失った独裁者を倒した。その姿を、あの夜明けにCNNで観たことは、無上の喜びだった。 イスラム系政党が選挙で躍進 しかし、エジプトの人民議会選挙の第1回目の結果が明らかになった今、状況はもう少し複雑だということが分かってきた。3分
エジプトが再び争乱状態となった。これを第二革命と呼ぶ人もいるようだが、なんのことはない。前回は軍部のクーデターに過ぎず、民主化などほど遠い話であった。 ムバラク政権に劣らぬエジプト軍政による悪行はすでに十分に露呈している。これがどれほど酷いものかは、アムネスティが公開した報告書「Broken Promises: Egypt's military rulers erode human rights」(参照)に詳しく描かれている。 夜間外出禁止令を破ったり軍を侮辱したとして1万2千人も及ぶ市民が軍事法廷に送られた。ジャーナリストは軍の検察官に呼び出され、拘束され拷問を受けた。軍に抗議する市民に対しては、軍は武装した強盗を使って攻撃した。コプト教徒による抗議では軍は28人の市民を殺害した。 この軍政が、いかさまな議会選挙(参照)を通して固定化されようとしているとき、市民が立ち上がる現在こそが、ま
8日付けの前回のエントリではあまり明確には書かなかったが、エジプトでは社会緊張の高まりから突発事件が懸念されていた。翌日9日夜から10日未明カイロで、コプト教徒のデモと軍およびイスラム教徒との衝突し、25人が死亡、320人以上が負傷した。 エジプト国営テレビによれば、コプト教徒が南部アスワン(Aswan)の教会襲撃に抗議するデモを行っていた際、デモ隊による発砲で兵士3人が死亡し、これが大規模な衝突に発展したとのことだが、コプト教徒側では軍からの攻撃だと主張している(参照)。 真相は公正に解明されなくてはならないが、今回の事態が惨事となったのは軍側の暴走が大きな要因であることは確かだ。クーデター政府としての軍部が国家という暴力装置として、諸暴力を収納する機能を果たしたわけではなかった。 エジプトの軍部クーデター政府は、クーデターを偽装したい意図もあって、暴力装置としての治安機能を抑制する傾向
2018年05月30日 平素よりみんなの翻訳サイトをご利用いただき誠にありがとうございます。 この度、2018年05月30日 10:00より、サーバ移行に伴いサービスを一時停止させていただきます。 ※作業完了予定は未定となります。 完了時期が分かり次第、サイト上で連絡させていただきます。ご迷惑をお掛けし、申し訳ございませんが、しばらくお待ちください。
パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)との境界に近いKibbutz Kissufimそばのイスラエル軍基地で、地面に置かれた銃弾(2008年4月29日撮影)。(c)AFP/JACK GUEZ 【5月1日 AFP】パレスチナの12の武装組織は4月30日、エジプトの首都カイロ(Cairo)で会議を開き、イスラエルとの停戦案に合意した。仲介役を務めるエジプト政府の当局者は、今後イスラエル側の説得を試みることになる。エジプト政府の高官が明らかにした。 エジプト半国営の中東通信(MENA)がこの高官の話として伝えたところよると、12の武装組織は会議で、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)と、対立するパレスチナ解放機構(PLO)主流派のファタハ(Fatah)が既に支持を表明している、「まず(パレスチナ自治区の)ガザ地区(Gaza Strip)に、続いてヨルダン川西岸(West Bank)
2008年3月10日、イスラエル・エルサレム(Jerusalem)の首相官邸で、同国を訪問中のミレク・トポラーネク(Mirek Topolanek)チェコ首相との共同記者会見に臨む、エフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相。(c)AFP/GALI TIBBON 【3月11日 AFP】イスラエルによる攻撃で多数の死者が出ていた、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)では10日、イスラエル軍とハマスとの間での事実上の停戦状態が3日目を迎えている。 イスラエル軍はこの3日間、ガザ地区では攻撃を一切行っていない。また、イスラエル軍によると、ハマス側もロケット弾、迫撃砲それぞれ1発を発射したのみで、ほとんど攻撃を行っていない状態だという。 ■イスラエルは停戦協定を否定 これに関し、イスラエルとハマスが、国境地帯での停戦を望むエジ
【2月7日 AFP】イスラエル政府は6日、パレスチナ人武装組織の侵入を防ぐため、隣国エジプトとの国境の一部に強化フェンスを建設することを決定した。 政府関係者によると、強化フェンス建設の1か所目としてイスラエル南部の紅海(Red Sea)に面したリゾート地エイラート(Eilat)近郊を予定しており、続いて国境中央部にあたるNitzana地区近郊を予定しているという。両国の国境は約250キロメートルにわたる。 フェンス建設の決定は、4日にイスラエル・ディモナ(Dimona)で起きた同国内では約1年ぶりの自爆攻撃に、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が犯行声明を出したことを受けたもの。 ハマスは5日、ヨルダン川西岸(West Bank)地区出身のメンバー2人が自爆攻撃を実行したと発表している。ハマスがイスラエル国内の自爆攻撃に犯行声明を発表することは3年半ぶりのこと。 イ
2008年1月31日、パレスチナ自治区のガザ地区(Gaza Strip)南部ラファ(Rafah)とエジプトとの境界を通行するパレスチナ人。(c)AFP/MOHAMMED ABED 【2月1日 AFP】境界の壁が爆破され、大量のパレスチナ人が物資を求めてエジプト領内に流入しているパレスチナ自治区のガザ地区(Gaza Strip)南部ラファ(Rafah)で1月31日、パレスチナ側からの車両による往来が阻止され始めた。一方、カイロ(Cairo)では、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)とエジプト政府との協議が始まった。 ラファの境界口の1つに配置されたエジプトの警察官は、エジプト側とハマスは協力して境界管理にあたっているとし、「車両を阻止するように命令を受けている。何かしらの合意ができているようだ」と語った。 ラファにいるAFPの特派員によると、自動車に加え馬車などに関
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