前説>軍事政権から民政移管したミャンマーを今週、各国の特使が相次いで訪問しています。ミャンマーでは今、何が起きているのでしょうか。道傳解説委員です。 Q> ミャンマーへの働きかけが活発になっているのはどうしてなのでしょうか。 日本も先月10年ぶりに経団連がミッションを送りましたし、先週には日ミャンマー外相会談で凍結されていたODA再開の方針が示されました。アメリカのミッチェル特別代表は先月9月に続いてミャンマーを再訪し、政府、スー・チーさん双方と会談し、昨夜(25日)ミャンマーを発ったばかりです。 Q> こうした変化は、本当に民主化に向けての前進なのでしょうか。 A> 民主化という舟は確かに前に進んでいるように見えます。これまで政府と鋭く対立してきたスー・チーさんも一切、政権批判を口にせず今のところ前向きに評価しています。でも政府とスー・チーさんが掲げる「民主化」は必ずしも同じではないので