最初に、お亡くなりになった患者さん、ならびにご遺族の方のご冥福をお祈り申し上げます。 ■繰り返される「たらい回し」報道。 メディアの東電(株主総会終わったしね)&霞ヶ関バッシングが落ち着いたせいか、最近、また「たらい」を回して喜ぶメディアがあるようです。 奈良県大淀町立病院の時も、東京都立濹東病院の事件でも医療ジャーナリストは犯人探しに熱心でしたが、結局どなたも真の犯人をあげることは出来ませんでした。 結局は、産科医療の問題(未受診妊婦の問題、医療制度体制の不備)は行政側の課題であって、そのネットワークが弱いところに患者さんがはまりこんで、亡くなるわけで、医療側が「電話」の時点ですでに他に患者さんを引き受けていてオーバーキャパシティだったのを無視して「何でも受け入ろ」的な根性論によって、医療不信の輪を国民全体に広げました。 また病院側もまた「現状」の不備を仕方ないというばかりで、救急医療