「交通事故のニュースは毎日のように流れています。でもまさか、自分の娘が事故に遭うとは思いませんでした。過酷な “その後”があることも、知りませんでした」 涙ながらにそう語るのは、首都圏在住の山本恵子さん(40代・仮名)だ。次女の真由さん(20・仮名)が事故に遭ってから4年が経過した。当時の記憶がときどきよみがえり、胸が締めつけられるという。 事故は2016年11月5日の土曜日に起きた。当時高校1年生だった真由さんの初めての文化祭の日だった。 「『楽しんでくるね』と娘は嬉しそうに、朝、学校へと向かいました。夕方になって、そろそろ帰宅を知らせるLINEが入るころだなあと思っていたら、見知らぬ番号から携帯に着信があったんです」 普段は発信者不明の電話には出ない恵子さんだが、このときは胸騒ぎがして着信ボタンを押した。 「警察からの電話でした。『お嬢さんが車にはねられて危険な状態です。すぐに病院に向
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