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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (33)

  • 日本の破局的な少子化と、急ぎ過ぎた近代化 - シロクマの屑籠

    今の20歳が40歳の半分しかいないって当にいい話だと思う。戦争でもあったのかな?— 🦀カニカニカーニバル🦀 (@yu1096) 2018年11月7日 たぶん、このツイートはブラックジョークのつもりで書かれたものだろうが、私には冗談にみえなかった。 「今の20歳は40歳の半分しかいない。戦争でもあったのかな?」というツイート、ジョークのつもりかもだけど、これ、実際戦争に匹敵するようなカタストロフィがあったのに気付いている人があまりいない、ってグロい状況を反映しているなぁ、と思った。— p_shirokuma(熊代亨) (@twit_shirokuma) 2018年11月8日 乳児死亡率の低下によって起こる第一の少子化は、それほどカタストロフではないし、アメリカやヨーロッパのベビーブームが証明しているように劇的少子化とも限らない。しかし、東アジア諸国などで今起こっているような第二の少子化

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  • 「発達障害者のための理想のかばん」はすごく便利 - シロクマの屑籠

    発達障害の僕が「える人」に変わった すごい仕事術 作者: 借金玉出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/05/25メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る 上掲の、生きていくための気付きや指針が盛りだくさんで、売れまくっているのもさもありなん……みたいな気持ちで見守っています。 こののページをめくるたびに、私は「自分も発達障害じゃないか?」と思わずにはいられません。私の机の上はいつも散らかっていますし、印鑑や書類の管理にはほとほと困ってきました。そういう来歴を思い出してしまうからです。 で、このの前半パートには「発達障害者のための理想のかばん」が登場します。 [エースジーン] ace.GENE ビジネスバッグ EVL2.5s 42cm B4サイズ 2気室 エキスパンダブル 54581 03 (ネイビー) 出版社/メーカー: ace.GENEメディア:

    「発達障害者のための理想のかばん」はすごく便利 - シロクマの屑籠
  • アニメやゲームには体力が要る、それか私が歳を取っただけなのか - シロクマの屑籠

    【早期予約特典あり】 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 1 (特装限定版) (A4クリアファイル付) [Blu-ray] 出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2017/02/24メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (8件) を見る 我が家では、アニメを前に全員が静まりかえっていることがよくある。 大人も子どもも、固唾を呑んで「けものフレンズ」や「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に魅入られ、ときおり、叫ぶようなコメントが部屋に響く。真剣に眺めている時間は、たぶん、貴重なものなんだろう。 ただ、そうやって一生懸命にアニメを見ている時間は疲れる。精神力と気力を使い果たし、見終わった後にはドッと疲れが来る。ネット上のアニメ愛好家のなかには、“「けものフレンズ」と「鉄血のオルフェンズ」は正反対の作品”と言う人がいるし、言いたいこともわかるが、視聴後にクタクタにな

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  • 「恋愛結婚が当たり前」だった時代の終焉と、これから - シロクマの屑籠

    togetter.com リンク先には、恋愛を経ないで結婚を望む若者の話がまとめられている。 昔から「結婚恋愛は別物」とは言われているにもかかわらず、結婚するために必ず恋愛を経由しなければならないのは理不尽なわけで、こういう意見が出てくるのも当然だろう。家族を持つ・子どもを育てるといった家庭的なノウハウと、異性とときめいた時間を過ごすためのノウハウは大きく違っているので、恋愛が下手だから配偶者として不適かといったら、そうとも限らない。むしろ世の中には、恋愛上手だけれども結婚相手としては最悪な人も多い。だから、結婚する前に恋愛しなければならないという固定観念は「恋愛なんてどうでもいいから結婚したい」人には邪魔でしかない。 「恋愛」の先に「結婚」があるってのが、前の世代までが見ていた共同幻想に過ぎないのですよ。 / “恋愛やセックスは面倒だけど今すぐ結婚したい?「恋人いらないってホント?出現

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  • 『君の名は。』を観たら『秒速5センチメートル』の呪いが解けた - シロクマの屑籠

    「君の名は。」Blu-rayスタンダード・エディション 神木隆之介Amazon秒速5センチメートル 通常版 [DVD] 水橋研二Amazon 『君の名は。』の作中には、「糸を繋げることも結び。人を繋げることも結び。時間が流れることも結び。」というセリフが登場する。作品理解の鍵のようなセリフだが、これは、世間一般にも適用できるものだろう。 で、私自身の場合、である。 私は新海誠監督のファンではない、ないはずだが、過去に『秒速5センチメートル』という作品を観て、自意識がこんがらがってしまった。 アニメを観ることも結び、アニメに影響を受けることも結び、時間が流れることも結びだとしたら、私にとっての『秒速5センチメートル』はめちゃくちゃにこんがらがった、呪わしいけれども愛おしい糸だったと思う。 私は『秒速5センチメートル』に心酔してしまった“咎人”だ 『秒速5センチメートル』については、ラノベ評論

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  • 普段、ワインを飲まない人にお勧めのワイン8種 - シロクマの屑籠

    寒くなってきましたね。 普段はワインを飲まないけれど、クリスマス〜年末年始にはワインを飲みたいって人も多いかと思います。でも、ワインって色んな種類があって途方に暮れてしまいませんか。実際、売り場によっては、味も香りも貧相な、がっかりするようなワインが混じっていることもありますし。 そんな、「普段はワインを飲まないけれども、ハズレワインは引きたくない!」という人向けのお勧め記事があったらいいなと思ったので、自分で書いてみることにしました。 【この記事の、ワインの選抜コンセプト】 ・普段ワインを飲まない人でも、好みに合ったワインを入手できる ・甘口が好きな人もフォロー ・コストパフォーマンスに優れている ・ビールや缶チューハイでは代わりの効かない飲み物であること ・ワインに慣れていない人でも、豊かな味や匂いを楽しめる ・比較的どこでも売っていて入手しやすい 【甘口編】 年の瀬だけワインを飲む人

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  • 「よく発達した発達障害」の話 - シロクマの屑籠

    ここ十年ぐらいで「発達障害」という言葉はすっかり普及し、そのせいもあってか、外来で「自分が発達障害かどうか調べて欲しい」という相談を受けることも増えた。 精神医療のフォーマルな窓口で発達障害と診断される人の大多数は、社会で生きていくことに困難を感じているか、周囲との摩擦を感じている。そりゃそうだろう、なんらかの事情がない限り、人はわざわざ病院を受診したりはしない。 社会に溶け込んでいる「発達障害と診断され得る」人々 発達障害という名称が世間に広まると同時に、精神科医が発達障害と診断する頻度もだいぶ増えた。過去に他の病名をつけられていた人に正しい病名をつけられるようになったわけだから、これは「進歩」と言って良いのだろう。 そうやって、ちょっと前なら異なる病名をつけられていたであろう人々を発達障害と診断する状況になって、気づいたことがある。それは、「病院で発達障害と診断する基準に当てはまるよう

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  • アニメやゲームがポピュラーになった社会に、イエスと言う - シロクマの屑籠

    アニメやゲームが“市民権”を獲得して数年か十数年が経った。 “市民権”と言うとお怒りになる人もいるかもしれない。年配の人からはまだまだ嫌悪されているし、“市民権”などと言う割には政治的な問題意識が遅れている、と批判する人もいるだろう。しかし、そういった指摘ができる程度にはアニメやゲームは世間に広まった。特に三十代より下の世代において、アニメやゲームが90年代のような嫌悪の視線を向けられることは少なくなっている。 なにより、アニメ的表現、ゲーム的表現が驚くほど世の中に溢れるようになった。 地方自治体のキャラクターがアニメ風になったのは、いったい何年前だったろうか。陳腐を地で行くキャラクターが地方自治体の玄関口を飾っている程度には、アニメ風のキャラクターは生息域を拡げた。ゲーム的な表現もそうで、Eテレの『天才テレビくん』はもとより、クイズ番組やバラエティ番組にもロールプレイングゲーム的・シミュ

    アニメやゲームがポピュラーになった社会に、イエスと言う - シロクマの屑籠
  • では、君が失敗したら思いっきり笑ってさしあげようぞ。 - シロクマの屑籠

    www.ishidanohanashi.com 「決まりきったレールには乗りたくない」 「“普通”のサラリーマンにはなりたくない」 いやいや! 若々しい、潤いに満ちた表現ですね! 最近の若い人には少なくなりましたが、90年代の、まだバブルの残り香が残っていた頃には、あなたのような事を言ってわけのわからない人生選択をする人がたくさんいたんですよ。「私が私であるために」「他の連中とは違った自分であるために」みたいな気分が、社会全体にフワーンと漂っていたのでした。 でも、歳月が流れて、みんな生活に余裕がなくなって、“普通”のサラリーマンがつまらない職種から理想の職種になっちゃって、「決まりきったレールには乗りたくない」なんて言う人は少なくなってしまいました。 それはさておき。 あなたのブログ記事を通読して、「これは当に自分で選択した人生なんだろうか?」と首を傾げました。 ブログの文中、あなたは

    では、君が失敗したら思いっきり笑ってさしあげようぞ。 - シロクマの屑籠
  • 「社会に通用する奴」は多様化しなかった - シロクマの屑籠

    「そんなんで、社会で通用すると思っているのか!」 通勤途中、ガソリンスタンドなどで朝礼をやっているのを見かけるたび、私はこの言葉を思い出す。滑舌の良い声で社訓らしきものを読み上げる二十代の社員達。営業時間にはキビキビと動き、表情も明るく、「ありがとうございましたー!」という声も淀みない。 就活スーツを着た大学生達も「そんなんで、社会で通用すると思っているのか!」を思い出させる。皆、同じような恰好をして、茶髪で就活する者など滅多にいない。20世紀の終わり頃、就職氷河期が叫ばれていた頃の大学生達は、あんなに均一な恰好だったろうか? 金髪、茶髪、(男性の)長髪、いろいろあったではなかったか? 今では「そういう格好では就活では通用しない」と周知されている、ということなんだろうか? よく、「日社会は価値観が多様化した」と言われる。私生活や家族構成は多様化したし、好きな漫画や視聴している番組といった

    「社会に通用する奴」は多様化しなかった - シロクマの屑籠
  • インターネットの自由と世間様 - シロクマの屑籠

    これに類することは沢山の人が書いているし、私だって書いていそうだけれども、反復的になったって構わないから書いておく。 たぶん、昔インターネットをはじめた人が考えていた自由とは、「自分の表現したい事を、誰にも文句を言われることなく表現できる」自由だったのだと思う。少なくとも私がネットサーフィンしていて感じたのは、それだった。あとは「表現されているものを誰にも文句を言われることなく閲覧する自由」。世間に対する呪詛も、いかがわしいエロも、書いたって構わないし眺めたって構わない――「インターネットは自由だ」と言った時に多くのユーザーが無意識のうちに含意していたのは、表現するにせよ、閲覧するにせよ、そういった「誰にも文句を言われることがない」という修飾語のついた自由だった。イコールではないけれども「無責任」というレトリックにも近かったかもしれない。 現在もインターネットには表現の自由がある、と思う。

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  • 私は、弾劾のプロセスとネットの性質に戦慄したんですよ - シロクマの屑籠

    ネットの暗い情念が“世論”と接続してしまう怖さ - シロクマの屑籠 昨日の記事にいろんなコメントがはてなブックマークやtwitterで集まっているので、補足……というより、大事なことだと思うのでもう一度書きます。 断っておきますが、今回の佐野氏の件はグダグダ&問題だらけにみえ、すでにエンブレム使用中止が決まった今だからあえてインターネット上に書くと、「こんな庶民感覚からズレて、胡散臭いデザインなど消えてしまえ」と私個人は思っていました。佐野氏の迎えた顛末は自業自得な部分を多く含み、結果として、大会運営者の姿勢にも疑義を突きつけるものになったとは思っています。この個人的感想は以下を説明する前振りとしてここに書きましたが、件が騒動になっている間、オンライン上に吐露しないよう意識していました。 私はエンブレム中止や佐野氏自身に戦慄したのではなく、弾劾のプロセスとインターネットというメディアの特

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  • 「炎上政治」と“脊髄反射” - シロクマの屑籠

    少し前、はてな匿名ダイアリーに書き込まれた「保育園落ちた日死ね」という文章が話題になった。 anond.hatelabo.jp この匿名文章は国会で言及され、一部議員の対応がまずかったことも手伝って政治に影響を与える雰囲気をつくりだしてしまった。もちろん待機児童問題は切実だが、匿名文章を着火点としてネット世論が沸騰し、こうやって国会答弁に拾い上げられて影響力を持ってしまうプロセスはいかがなものなのか。 世論が国政に影響を与えること自体、あっても構わない。しかし、世論と国政とを結びつけるプロセスがショートカット化し、「ネット上の匿名文章をシェアやリツイートで拡散した代物」が世論の面構えをして国政に影響を与えるさまは、熱しやすく冷めやすいネット世論の性質を考慮すると気持ちの良いものではない。 オリンピックのロゴ問題の時にも、私は「インターネットの暗い情念が世論になってしまうのが心配」と書いた

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  • "叩いて構わない奴はとことん叩く"空気と、いじめの共通点 - シロクマの屑籠

    ネットを眺めていてふと気付いた。 現在、日のメディア上では、ネットであれテレビであれ「バッシングを公認されるような過失・落度のある相手は、どれだけ叩いても構わない。その際、相手がどうなるかは配慮しなくて構わない。それが社会だ」という風景がリピート再生されている。なにか不祥事や事故があったら、法的責任が問われるだけでなく、責任者は罵倒され、土下座させられる。法的責任を追求するのとは別に、“感情を納得させる”ために罵倒すること・土下座させることを、社会正義とみなすような空気ができあがっている。もちろん、そうした罵倒や土下座に警察が口出しをすることはないし、マスメディアも何わぬ顔で報道する*1。バッシングが公認される大義名分がある限り、責任者が唾を吐きかけられてもしようがないよねー、という不文律ができているらしい。 インターネット上での“炎上”も似ている。失言・過失・違法行為があったと判明し

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  • みんな、睡眠習慣を舐めている――非効率な生活リズムと、その世代間伝達について - シロクマの屑籠

    昨日(1月8日)の『NHKクローズアップ現代』は、不登校の影で広がる子どもの睡眠障害をとりあげていた。精神科/心療内科の臨床現場でよく見かける風景であり、啓蒙によって改善する余地の大きな分野だけに、問いかける値打ちの高い内容と思った。 ひとことで睡眠障害と言っても、色々なものがある。重篤な精神疾患の随伴症状のひとつのこともあれば、加齢が関与していることもある。比較的若い人の場合、睡眠習慣の問題や生活リズムの問題が主因になっている(概日リズム睡眠-覚醒障害:CRSWD)症例がかなり多く、私自身、番組内容にそっくりなケースに遭遇したことがある。 睡眠を大切にしていないのは子どもだけではない。親が睡眠習慣を軽んじていて、子どもの睡眠習慣の面倒をみていなかったり、深夜の活動を励行していることすらある。中高生に23〜24時まで勉強を続けさせ、しかも朝早くに起こして活動させ……そんな事をしていれば日中

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  • ネットの暗い情念が“世論”と接続してしまう怖さ - シロクマの屑籠

    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150901/k10010212001000.html 佐野研二郎さんがデザインしたオリンピックのエンブレムが、使用中止になった。デザインにどういった問題があったのかは、私は素人なのでよく知らないし興味もない。ただ、件がネット上で巨大炎上を遂げ、延焼に延焼を重ねてエンブレムの使用中止にまで追い詰められた事態は気になった。 「叩けば埃が舞い上がる」「次から次へと燃料がくべられる」――件は“ネット炎上芸”としては満点をつけたい連鎖反応を呈していた。そういった連鎖反応に際しては、新国立競技場の揉め事以上に“ネット世論”のほの暗いパワーが炸裂していたと思う。 デザイン業界の連中が迂闊なのが、今回の件ではネトウヨが大いに関与している点を甘く見てるところだ。暇な匿名ネトウヨの一致団結・糞義憤っぷりを相手にしたら、背負うものがある実

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  • 深夜のインターネットは「こころの回復」に適していない - シロクマの屑籠

    精神科・心療内科における「休む(休養)」の当の意味 せせらぎメンタルクリニックさんのブログが素敵な記事を書いておられたので、ちょっと言及します。 精神科・心療内科に通っている患者さん、とりわけうつ病の患者さんには休養が大切といわれます。しかしベッド上で臥床しているだけが休養ではなく、「こころを休める」ような活動も重要で、その活動内容には多かれ少なかれ個人差があることが示されています。回復途上の患者さん自身も、その周辺で回復を待っている人も、これは心得ておいたほうが良いポイントだと思いました。 私も、回復しはじめた患者さんには「あなたがやって楽しい事を、少しやってみませんか?」「遊びに出かけたりできそうですか?」としばしば勧めます。うつ病の患者さんを遊ばせるとは何事だ!と怒る人もいるかもしれませんが、欲や睡眠がとれるぐらいに回復した患者さんの場合、ストレスが少ない形でアクティビティを刺激

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  • コミュニケーションにもカネにも優れない若者の居場所は、ネットのどこにあるのか - シロクマの屑籠

    コミュニケーション能力に優れている限りにおいて現在の地方国道消費生活は居心地良いのは事実かもしれないけど、コミュニケーション能力劣位かつ東京へ逃げ出す資金又は理解のない家庭に育ったアンダー18の子供たちの“逃げ方”については、せめて心構えくらいは職なりに提示して頂きたかった。 2014-10-30 10:16:36 via Tweetbot for iΟS to @p_lost かなり前、拙著融解するオタク・サブカル・ヤンキー ファスト風土適応論について感想を頂きました。そのなかでずっと引っかかっていたツイートがこれです。 この『融解するオタク・サブカル・ヤンキー』は、三十代〜四十代の男女、特に90年代〜00年代のオタク・サブカル・ヤンキーを覚えている人を想定読者として作ったでした。ですから十代の社会適応については深入りせず、元オタクや元サブカルの軟着陸を後半の主題として選択しました。

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  • ネットで薬を調べまくる患者さんも、自分が何を知らないのかまでは知らない - シロクマの屑籠

    最近は、スマホやタブレット片手に、インターネットで薬や精神疾患について調べながら来院される患者さんが増えました。薬の名前をペラペラ列挙し、先生あれどうですか、これどうですかと、あたかも製薬会社のセールスマンのようです。 副作用もよく調べてますね。先生、これはパーキンソン症候群ですか、先生、のどが渇くのは抗うつ薬の副作用ですか、といった指摘は、ときに的を射ていることもあります。 でも、精神科医からみると、こういうインターネットにべったりな患者さんの知識はやはり偏っているようにみえます。 薬の名称、効果、副作用は余計なほど知っているのに、どれぐらいの用量でどれぐらいの期間使用したら効果が出やすいのか、薬ごとにどのぐらい副作用を避けやすいのかまで知っている人はまずいません。薬の効果を引き出すためにどういった手順や療養態度が必要なのかの知識も、たいてい欠落しています。シンプルなうつ病と妄想を伴った

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  • “使えない奴”を足切りする為の面接テクニックについて - シロクマの屑籠

    コンサルの面接で「74冊読みました」と言ったら「それは何がすごいの?」と返された - ミームの死骸を待ちながら リンク先の記事はコンサルタントの採用面接の体験談らしいが、巧い質問する面接官だなーと舌を巻いた。もし自分が面接官になったら、こういう意味深な質問を繰り出したいものだ。 就職面接であれ、受験面接であれ、面接官は限られた時間のなかで、対象者が合格に値する人物なのかをスクリーニングしなければならない。“モノになりそうな奴”を合格させ、“使えそうにない奴”を足切りするという重大な作業にかかわらず、与えられる時間はたった数十分。しかも、面接官に少しでも良い印象を与えるべく、対象者はなにがしかの嘘や誇張を交えてくるという前提で面接しなければならない*1。 このため、面接官がそれなりの信頼度でチェックできる情報というのは、意外と限られているし、そういう情報は「対象者が言葉に出して喋った内容その

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