熊本県と鹿児島県でそれぞれ最大手の地方銀行、「肥後銀行」と「鹿児島銀行」は収益力の抜本的な強化を図るため、来年10月に持ち株会社を設立して経営統合することで基本合意したと正式に発表しました。 発表によりますと、熊本県に本店を置く「肥後銀行」と、鹿児島県に本店を置く「鹿児島銀行」は、来年10月1日に共同で持ち株会社を設立して経営を統合することで基本合意しました。 預金や融資で高い県内シェアを持つ地方銀行どうしが統合するのは異例のことで、両行を合わせた資産は8兆3000億円規模と全国でも有数の地銀グループになる見込みです。 将来の人口減少が予想されるなか、両行は、統合によって経営体力や営業基盤を強化し、地元企業のアジア展開を加速させるとともに、農林水産業を中心に地域の活性化を図り、収益力を高めていくとしています。 今回、地域のトップ行どうしが統合に基本合意したことで、今後、地方銀行の再編の機運