私は今日、トーン・ポリシングという言葉を知った。 トーン・ポリシング (英語: tone policing) とは、発生論の誤謬に基づいて人身攻撃を行ったり議論を拒否したりする行為である。発言の内容ではなく、それが発せられた口調や論調を非難することによって、発言の妥当性を損なう目的で行われる。 例えば、感情を表面に出して何かを訴えている人に対して、「冷静に話してくれないと話にならない」などと言い、話し合いを拒否するのがこれにあたる。感情的になった人を見ると「ヒステリー」と切り捨て、話を聞く気にもならないと思ってしまう人は少なくないのではないだろうか。実際私もこの言葉を知るまで、感情的になっては話し合うことはできないと思っていた。知らぬ間に私もトーン・ポリシングを行っていたことになる。 事実私自身も、泣いたり怒ったり、感情的になりながら主張をしてしまうことがよくある。言いたことの主旨がどうし