中韓との関係改善に期待=政局の行方注視−米 中韓との関係改善に期待=政局の行方注視−米 【ワシントン時事】26日に自民党新総裁に選出された安倍晋三元首相は、米国でも「次の首相になるチャンスがある」(ウォール・ストリート・ジャーナル=WSJ=紙)と報じられるなど一定の注目を集めていた。米側には沖縄県・尖閣諸島や島根県・竹島をめぐり悪化した中国や韓国との関係改善を望む声が強く、次期衆院選をはじめ政局の行方を注視している。 アジア各国との関係強化の観点から、日中、日韓の対立に巻き込まれたくないというのがオバマ政権の思惑だ。尖閣問題には「良好な日中関係は地域全体の利益につながる」(カーニー大統領報道官)と繰り返し表明。クリントン国務長官は先のアジア太平洋地域歴訪の際、野田佳彦首相や李明博韓国大統領と個別に会談し、緊張緩和に努めるよう促した。 安倍氏は首相や官房長官在任時のブッシュ前政権関係者を