台湾で、建設の是非を問う住民投票が検討されている原子力発電所を巡って、子どもを持つ母親たちのグループが、台北で建設の中止を訴える大規模な集会を行いました。 台北の近郊では、台湾で4か所目となる通称「第4原発」の建設が進められていますが、東京電力の福島第一原子力発電所の事故を受けて、安全性への不安を訴える声が高まっています。 24日の集会は、子どもを持つ母親たちのグループが開いたものでおよそ1000人が参加しました。 集会では、このグループが作った原発のない社会を目指そうというテーマソングを合唱し、第4原発の建設中止を訴えました。 第4原発は、日本のメーカーが原子炉などを受注し、「日の丸原発」とも呼ばれていて、建設を推進する立場の台湾当局は、ことし中にも建設の是非を問う住民投票を行って、この議論に決着をつけたい考えです。 集会を主催したグループでは、台湾の人気女優の林志玲さんら多くの有名人が