化粧品最大手「資生堂」が発表したことし1月から9月までの決算は、国内や中国の市場で化粧品の販売が好調だったことなどから売り上げ、最終利益ともこの期間の決算として過去最高になりました。ただ、ことし12月期の1年間の決算については、韓国や香港での販売の低迷などを理由に売り上げや最終利益の見通しを下方修正しました。 これは消費税率の引き上げ前の駆け込み需要の影響で、国内での化粧品の販売が好調だったことに加えて中国やヨーロッパでの販売も伸びたためです。 ただ、9月までの3か月間については、日韓関係の悪化を背景に韓国での売り上げが前の年の同じ時期より30%程度減少したほか、大規模な抗議活動が続いた香港での売り上げも10%程度減ったということです。 資生堂は、韓国や香港での販売低迷が当面続くとみて、ことし12月期の1年間の決算について、売り上げや最終利益の見通しを下方修正しました。 資生堂のマイケル・