梅光学院(下関市)は、大学開学50周年を機に新校舎の建設を進めている。約20億円をかけてキャンパス内に北館(仮称)を建設する計画だ。今年5月頃にプロポーザル方式で設計業者の入札をおこない、梅光と長く関係を持つ「一粒社ヴォーリズ建築事務所」(ミッション系の学校建築を多く手がけている)を排して、小堀哲夫建築設計事務所(東京都)を選定した。2018年3月末の着工に向けて設計を進めている。 研究室もなく 仕切りのないオープンスペース 東館の老朽化はだれもが認めるところであるが、「赤字解消」を掲げて正規教員を非情な手段で削減し、非正規雇用教員ばかりにしてきた経営陣が、20億円もの校舎新築に踏み切ったことに、学生からも「校舎は耐震補強でいいから教育内容を充実してほしい」「指導力のある教員に学ぶ方が有益だ」という声が上がっている。 金額もさることながら、疑問視する声が広がっているのは、新校舎が大学らしか
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