2014年10月31日、NTTドコモは、NTT東西から光回線サービスの卸を受け、固定ブロードバンドサービス「ドコモ光」を2015年2月より提供開始することを発表した。携帯電話と固定回線のセット契約による、いわゆる“セット割”も提供するとしている。ドコモ光は、苦戦が続くNTTドコモの巻き返しの起爆剤となるだろうか。また、NTTグループのセット割の提供に猛烈に反対していたライバル他社は、どのような反応を示しているのだろうか。 新料金プランによる苦戦が続く中、発表された「ドコモ光」 NTTドコモは10月31日、2014年度第2四半期の決算を発表した。その内容は、売上高が前年同期比の1.2%減、営業利益は15.5%減など非常に厳しいものであった。それを受けてNTTドコモは、2015年度通期の連結業績予想を下方修正した。営業利益は7500億円から6300億円へ、1200億円も大幅に下げる見通しだ。