トランプ政権のシリア空爆は、米国にとって越えてはならない一線を越えたら、軍事力を行使する決意を実際に行動で示したことになる。特に、米中首脳会談最中にシリアへの軍事行動に踏み切ったことは「中国が北朝鮮の核開発阻止に協力しなければ、米国が独自に行動する」とのトランプ大統領の警告が決してハッタリではないことを見せつける結果となった。 これに対して北朝鮮外務省は8日の談話で「一部にはシリアに対する米国の軍事攻撃が我々に対する警告的行動であると騒いでいるが、そんなことに驚く我々ではない」と米国の威嚇を一蹴した。逆に「シリアの事態は、我々に帝国主義者らへの幻想は絶対禁物である」と述べたうえで「今日の現実は力には力で対抗し、核武力を常時強化してきた我々の選択が千万回正しかったことを立証した」と、核兵器を軸とした自衛的国防力を引き続き強化することを強調した。 仮に金正恩政権が米国のシリア空襲に恐れおののい