専門家から内部被ばく検査の結果について説明を受ける受診者(左)=21日、いわき市 ホールボディーカウンターを独自に導入し、住民の内部被ばく線量の検査に乗りだす市町村が増えている。安全安心を求める住民の期待に応えるのが狙いだが、1日に検査できる人数は限られ、来年導入する郡山市では全市民の検査を終えるのに11年もかかる計算だ。機器を追加しようにも高額で、国の財政支援はなく、検査要員の確保もままならない。検査の順番を待つ市民からは「スピード感ある対応を」と不満の声が上がっている。 ■子どもと妊婦優先 県の委託を受け、21日からホールボディーカウンターによる18歳以下の子どもと妊婦らの内部被ばく調査が始まったいわき市立総合磐城共立病院。初日は市内と楢葉町の住民約30人が検査を受け、結果について説明を受けた。 対象は市民だけで約7万5000人に上るが、検査できる人数は1日40~50人程度。来年度から
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