「国際三島由紀夫シンポジウム2015」が終わった。 先週の11月14〜15日、そして22日と3日間開催されたものである。初日は東大駒場900番教室でドナルド・キーン、平野啓一郎、芥正彦、高橋睦郎のほか、内外の研究者、イルメラ・日地谷=キルシュネライト、スーザン・ネイピア、四方田犬彦の各氏らの講演と研究発表。とにかく、三島と東大全共闘が討論したあの900番教室で、しかも三島とやり合った芥氏が講演というのも感慨深いものである(講演スタイルも一人だけぶっ飛んでいた)。二日目は他の教室でトップバッターは浜崎洋介氏司会による三島由紀夫と保守思想、他に、21世紀に三島を読む、三島由紀夫と情動の問題と3つのセッションの他、竹本忠男、中村哲郎、キース・ヴィンセント、ダミアン・フラナガン各氏による講演。そして3日目は1週間あけた後の22日、表参道にある青学のアスタジオにてラカンvs.三島というパネルディスカ
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