昨夜欧州、米国の株式市場が急落しました。 スペインのIBEX指数は-5.94%、ポルトガルのBVL総合指数は-4.86%、ギリシャのアテネ総合指数は-3.33%といった具合です。 急落の主因は俗に「地中海クラブ」と称される、これらの南欧諸国の国債のデフォルト・リスクが高まっているのではないか?という懸念が投資家の間に広がっているからです。 昨夜の急落の直接の引き金はバンコ・サンタンデール-9.4%の急落が原因です。昨日サンタンデールは決算を発表しており、以前僕が指摘した通り、スペイン国内の焦付き融資比率がカンファレンス・コールの中で問題になりました。 サンタンデールのスペインにおける焦付き比率は3.41%と前期の2.91%から急増していました。 因みにスペインの銀行界全体の平均は5.0%なのでサンタンデールは優等生であることには違いありません。 でも最もしっかり経営されているサンタンデール