小西哲之氏の夢は「ゴミから石油を作ること」。 そのために必要な900度という高温を、核融合から得られないかというのが 小西氏の着想だ。日本人はとかく核への抵抗感が強いが、 核兵器につながらない核融合の研究は、日本が先端を走っている。 ※前篇はこちら 高井ジロル(以下、●印) もし先生の研究が実用化して日本が産油国になったら、アラブの王様が困るでしょうね。 小西哲之(以下、「――」) いや。彼らはいま太陽光だけで生きていける町を作ろうとしています。石油で儲かった金を次のためにちゃんと投資している。だから、どうせなら彼らが僕の研究に投資してくれないかと思います。スポンサーになってくれれば、石油が出なくなっても生きていけますよ、と売り込みたい。 バイオマス燃料化核融合炉は、基本的に燃料がほとんどなくても動くわけです。だからどこの国でもつくれちゃうし産油国になれる。ごみはどの国でも出ますから。エネ
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