前々回、前回の続きです。今回は、様々なリダイレクトやパイプを組み合わせた複雑なケースを説明します。 前回: id:simply-k:20100801:1280617927 補足: id:simply-k:20100803:1280796958 (11) コマンドA 2>&1 | コマンドB リダイレクトとパイプを組み合わせたケースです。2段階に分割して考えます。 (11-1) 「コマンドA 2>&1」、「コマンドB」 パイプの前後のコマンドを単独実行する場合です。「コマンドA 2>&1」では、コマンドAの標準エラー出力を、標準出力にリダイレクトします。このため、コマンドAの標準出力のデータと標準エラー出力のデータは、まとめて標準出力(stdout-a)に出力されます。「コマンドB」は、リダイレクトの無い、通常のコマンド実行です。 (11-2) コマンドA 2>&1 | コマンドB 「コマン