ZDNetでは7月、「国内企業の9割がクラウドを重視--理想はプライベートクラウド」と題する記事をITR社の調査結果を基に掲載した。この中で回答企業の77.8%は「クラウドサービスを積極的に活用していくべき」との意向を示し、中堅以上の企業で次世代IT基盤の選択肢としてクラウドが完全に定着していることを示唆しする結果となった。同時にIT関連コストの最適化を進めるため、「アウトソーシングを積極的に推進する」との傾向が強いことも示されている。 いま企業のIT部門は、既存システムのクラウド化についてどのような課題や認識を持っているのか。今後はどのような構築、運用形態をとり、自社システムのどこからどこまでを優先的にクラウド化していくべきか。その上での課題やベンダーに求める要件は何なのか--。こうしたテーマについて、クラウドを利用する側の企業として、コニカミノルタホールディングス、ローソン、ゼンリンの
![企業のクラウド導入の現状と課題とは? 今後のITインフラのあり方の今後を考える座談会(前編)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/870295ef84692e94e0655aa001f9c741e14feba0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fstorage%2F2012%2F12%2F03%2F928a9560c0749665f3775e1552306dd5%2Fiij_first.jpg)