ブックマーク / aniram-czech.hatenablog.com (7)

  • よくある三角関係の話……にならなかった話、『オマールの壁』 - チェコ好きの日記

    男の子二人と、女の子が一人いるんですよ。三人は幼馴染なんですが、男の子二人がそろって一人の女の子が好きなわけです。まあ、よくある話ですね。だけどこの一人の女の子もちょっといけないところがあって、二人の気持ちを知っていながらどっちつかずの態度をとるもんだから、男の子二人が混乱するわけです。 女の子には兄がいて、この兄と男の子二人も仲がいい。だから主人公は、好きな女の子と、その兄と、それから三角関係でちょっとギクシャクしてしまっている親友に、会いに行くわけです。だけど、この「会いに行く」のが、すっごく大変なんですね。 なぜなら、イスラエルとパレスチナを分断している壁を、ロープでよじのぼって越えていかないといけないから。向こうの兵士に見つかったら、運が悪ければその場で銃で撃たれて殺されます。上の写真は私が先月パレスチナ自治区のベツレヘムで撮影した「壁」ですが、映画の冒頭でもちょうど同じような「壁

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    iamyu
    iamyu 2020/03/15
  • 2019年に読んで、面白かった本ベスト10 - チェコ好きの日記

    毎年、年末になるとまとめている恒例のやつ「2019年に読んで、面白かったベスト10」です。今年は上半期編のまとめを書き忘れているな!? 下は昨年のやつです。なお、「2019年に発売された」ではなく「2019年に私が読んだ」から選んでいるので、当然ながら古いもあります。 aniram-czech.hatenablog.com 10位『男どき女どき』向田邦子 男どき女どき (新潮文庫) 作者:向田 邦子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1985/05/28メディア: 文庫 実は私はこれまで、日の女性作家のをほとんど読まなかった(唯一の例外が吉ばなな)。でも今年は向田邦子や岡かの子など、わりと女性作家の小説を読んだな。理由は主にAMの連載のためだったんだけど、わず嫌いが直り読書範囲が広がって個人的にすごく楽しかった。来年は存命の日人女性作家の小説をもっと読もうと思っていて、

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    iamyu 2019/12/27
  • 本が出ました/寄稿のお知らせ/目標から逆算する生き方が苦手(雑記) - チェコ好きの日記

    お知らせしていたとおり、が出ました〜。Twitterを見てくれている人にはとっくにお知らせ済ですが、そういえばブログは「ゲラの下読みをしてください」と言ったきりだった。 イトイ圭さんのかわいいイラストが目印です。黄色×ピンクなので、あらやだちょっと派手じゃないかしらと思っていたけど、屋さんで陳列されているところを見てみたらわりと馴染んでいて、別にそんなことはなかった。素敵な装丁にしていただいてありがたい限りです。 寂しくもないし、孤独でもないけれど、じゃあこの心のモヤモヤは何だと言うのか 女の人生をナナメ上から見つめるブックガイド 作者: チェコ好き(和田真里奈)出版社/メーカー: 大和出版発売日: 2019/09/11メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る それと同時に、DIGITALISTの連載も最終回が公開されている。間がめちゃくちゃ空いてしまったので、第1

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    iamyu 2019/10/15
  • 世界の果てには何があると思う? - チェコ好きの日記

    Netflixでやっている『ビハインド・ザ・カーブ』を、見よう見ようと思っているうちに出発の日となってしまい、結局この番組を、旅行中にちまちまと見ている。『ビハインド・ザ・カーブ』は、「地球は実は球体ではなく、平面なのではないか?」と考える人たちのコミュニティを追った、ドキュメンタリー番組だ。 ビハインド・ザ・カーブ -地球平面説- | Netflix (ネットフリックス) 地球平面説──個人的にはなかなか面白い説だと思うけど、もしもこの地球が当に球体ではなく平面だったとしたら、世界の端の端まで行くと、「ごつん」と何かにぶつかったりするんだろうか? 平面である地球も球体である地球も、私はきちんと見たことがない。また、天体を見て計算とかもできないので、とりあえず今は、私は学校で教わった「地球は球体である」とする従来の説を信じることにしている。しかしだとすると、「世界の果て」などというものは

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    iamyu 2019/04/26
  • 人に優しくすること - チェコ好きの日記

    1. 最近になって、自分の書いたものを「優しい」と評価されることが増えた。バカだのアホだのサイコパスだの言われていた頃に比べると、す、すごい進歩だ。 ただ、では私はバカでアホでサイコパスな人間から、人に優しくできる素晴らしい人間に成長を遂げたのか? と問われると、まったくそんなことはない。せいぜい、炎上したくないから言葉遣いに気を付けるようになったくらいだ。内実は、相変わらずのバカでアホなサイコパスである。あと煽り体質なのも直ってない。プライベートで仲が良い・悪いに関係なくTwitterですぐに喧嘩を売りたくなるし、相手が顔を真っ赤にして喧嘩を買ってくれると嬉しくなってしまう(人間関係に支障をきたすし不毛なので極力やらないけど)。 私は人と会話するのが苦手なんだけど、それは雑談したり場の空気を読んでノリを合わせたり共感したりするのが苦手なのであって、議論は大好きだ。お酒を飲んでまったりする

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    iamyu 2019/03/18
  • 思い出を愛しているの? - チェコ好きの日記

    1. 「誰」を愛しているの? 数年前、恋人と一緒に見たとあるテレビ番組のことを、よく覚えている。 番組の特集は「認知症」で、画面に映っていた高齢のご夫婦は、旦那さんのほうがほぼ寝たきりで、おまけに認知症を患っていた。奥さんは、その介護をしているとのことだった。老老介護というやつである。 旦那さんは、どうやら奥さんのことを忘れてしまっているらしい。いつも世話をしてくれている女性は、自分のではなく、お手伝いさんだと思っているとのこと。「この人は何にも覚えてない」と奥さんは笑っていたが、何十年も一緒に暮らした記憶がなかったことになっているのだから、つらくないはずはなく、その笑みの奥には何かしらを押し殺した感情があるように見えた。 ある日、奥さんが旦那さんのベッドの脇で泣いている映像が映し出される。何があったのかと話を聞くと、「プロポーズされた」とのこと。旦那さんの中で、「奥さん」という存在は曖

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    iamyu 2018/06/18
  • Twitterのフォロワー数で抜かれたくない人 - チェコ好きの日記

    少し前、大学院時代の恩師がTwitterを始めたのを発見してしまい、ひそかに戦慄した。 フォローせずにそっと見守ろうかとも思ったが、それも卑怯な気がするし、私も私でこれで一応、毎日を精一杯に頑張っているのだ。何も恥ずかしいことなどない。それに、「チェコ好き」は名ではないから、きっと先生はそれがかつての教え子であるとはお気付きにならないだろう……というわけで、堂々と「フォローする」を押した。 おかげで私のTLには、先生の言葉が、わずかながらも毎日流れてくるようになった。 たくさんのツイートに混ざって流れていく先生の言葉はさながら、きらめく一筋の清流だ。「美しく可愛く、シックで切なく」がぼくのモットーだよ、とかつて先生は微笑みながらおっしゃっていた。すでに定年をむかえられ、先生は大学の教授職を退かれているけれど、そのかつての言葉どおりに、相も変わらず日々を美しく可愛く、シックで切ない言葉で綴

    Twitterのフォロワー数で抜かれたくない人 - チェコ好きの日記
    iamyu
    iamyu 2017/09/29
    今まさに大学院にいる自分の、先生といられる時間を大切にしようと思った。
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