不揮発性データの分析 で検出したバイナリcmd.exe, nvuhgam32.exe, tnvztlp32.exeについて,その動作を解析する. 1.ウィルススキャン 手っ取り早くバイナリの正体を知るには,アンチウィルスベンダーが無償で提供するオンラインウィルススキャンを用いる.カスペルスキー社提供のファイルスキャナ によると,cmd.exeを除くnvuhgam32.exe, tnvztlp32.exeはマルウェアであることがわかった. この2つのバイナリは,Rbotとあるようにボットネットクライアントであり,下記文献によると,SDBotというボットネットの亜種であるようだ.スパイウェアとしての機能もあるらしい. (ところで,この本は仮想ハニーポットの手法を,ハイインタラクション型・ローインタラクション型に分類しながら解 説しており,特に9章の「Detecting Honeypots」