タグ

ブックマーク / shorebird.hatenablog.com (3)

  •  E. O. Wilsonの新刊「The Social Conquest of Earth」についてのRichard Dawkinsによる書評:「The Descent of Edward Wilson」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    E. O. Wilsonは,アリについての世界的権威であり,学問分野の統合を主張する巨人であり,70年代の社会生物学論争の一方の主人公(というか被害者)であるわけだが,最近ではD. S. Wilsonのグループ淘汰理論の論文や,Martin Nowak et al.のNatureに載せられた包括適応度理論をこき下ろす悪名高い論文の共著者になっている.おそらく,これらの論文の主要なところはD. S. WilsonやMartin Nowakの手によるもので,E. O. Wilson自身は(理論的な諸問題への理解が怪しい中で)それに賛同して,社会性昆虫についてのコメントを担当しているということなのだろう. いずれにせよE. O. Wilsonは「血縁淘汰・包括適応度理論を否定してグループ淘汰理論で真社会性を説明する」というのが自分自身の理論的な立場だと理解していると思われる.私はまだ読んでいない

    iaskell
    iaskell 2012/08/30
    "ドロシー・パーカーの言葉を借りると,本書は軽く放り出すべき本ではない.力一杯投げ捨てるべき本だ.深い悲しみとともに"
  •  「決着!恐竜絶滅論争」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    決着! 恐竜絶滅論争 (岩波科学ライブラリー) 作者: 後藤和久出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/11/09メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 19人 クリック: 245回この商品を含むブログ (14件) を見る 書は岩波科学ライブラリーの一冊.内容は(鳥類を除く)恐竜絶滅の原因にかかる論争が,実質的には小惑星衝突説で決着がついているということを世間に啓蒙しようというもので,2010年にサイエンスに掲載されたその旨の総説論文(http://www.sciencemag.org/content/327/5970/1214.short)の要約と背景説明になっている.著者はこの論文の共著者の1人であり,まさにこのトピックにかかるリサーチを行っている地質学者である. まずはこの総説論文の書かれた背景が説明されている.筆頭著者のペーター・シュルテはドイツ生まれの若き俊英で,衝突

     「決着!恐竜絶滅論争」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  •  「農耕起源の人類史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    農耕起源の人類史 (地球研ライブラリー 6) 作者:ピーター・ベルウッド京都大学学術出版会Amazon 原題は「First Farmers: The Origins of Agricultural Societies」農耕の起源と拡散のこれまでの考古学的な知見を総合化して示し,遺伝子,言語学からのデータをあわせて提示するという壮大なもの.コリン・レンフルーやジャレド・ダイアモンドも推薦の辞を寄せており,モニュメント的な大著だ.何しろ参考文献だけでA4判の書で小さなポイントを使って57ページを占めている. 読書体験は予想されるとおり,分野をまたがる統合,巨大な仕事を追体験する圧倒的なものだ.書の醍醐味はまさにこの巨大な仕事の追体験である.圧倒的な世界中のデータの統合から浮かび上がるのは,農耕の起源とともに農耕文化とその担い手の言語が急速に拡散し,遺伝子は勾配を持って混じり合っていくパター

     「農耕起源の人類史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    iaskell
    iaskell 2012/02/23
    おもしろそう
  • 1