今年6月下旬、北海道蘭越町の山の中で突然、「蒸気」が噴き出したトラブル。井戸を掘削していた三井石油開発が噴出を抑える作業を行っていましたが、約50日ぶりに蒸気の噴出がほぼ収まり、27日に井戸の埋め戻し作業が完了したということです。 ◇◇◇ 北海道蘭越町の山の中に立つ鉄塔。この場所、実は2か月ほど前の6月に突然、大量の蒸気が噴き出しました。この蒸気からはヒ素が検出され、これまでに19人が体調不良を訴える事態に。さらに周辺の川は白く変色し、農業への被害も懸念されました。 地熱発電の調査のため、鉄塔を建てて井戸を掘削していた三井石油開発は、噴出を抑える作業を開始し、8月21日には約50日ぶりに蒸気の噴出はほぼ収まりました。 記者 「ゴーという音と刺激臭がありましたが、今は収まっています」 そして、24日からは砂利やセメントを井戸に投入し、27日に井戸の埋め戻し作業が完了したといいます。 住民を不