街中を歩いていて、考えることはなんだろか。新発売のハイテク家電の広告を眺めたり、ショーウィンドウに並ぶキラキラした宝石に目を奪われたり、歩いてるだけで、たくさんの刺激を受けることができる。 一方で、街中にはこれらの胸が高鳴る刺激以外に、あまり見たくないものがゴロゴロと転がっている。たとえば、道端で凍えているホームレスの人や、ポイ捨てされたプラスチック製品などだ。これらの問題から目を背けることは難しいのに、家族や友人と話したり、背景や原因を理解する機会はなかなかないだろう。 そんななか、ゲーミフィケーションによって、子どもたちにより手軽にこれらの問題に目を向けるきっかけづくりをしているのがNYC Hauntsである。 NYC Hauntsは、プレイヤーが「ゴースト探偵」に扮し、街中を歩き回りながら遊ぶモバイルを用いた代替現実ゲームだ。位置情報を搭載しており、探偵たちはニューヨークシティの街の