太陽の一部が月に隠される部分日食が9日午前、日本でも観測されます。北海道や小笠原諸島などで晴れるところがある一方、全国的に雲が広がる天気となり、国立天文台は雲の薄いところや、切れ間から日食を見ようとする場合も、専用の日食グラスを使うなど正しく安全な方法での観測を呼びかけています。 9日午前、日本で観測されるのは太陽の一部が隠される部分日食で、午前9時台から昼ごろにかけて見られます。太陽が隠れる割合は南東の地域に行くほど大きくなり札幌市の場合、午前11時18分に太陽の5%が、小笠原の父島では午前11時4分に太陽の38%が、それぞれ隠されます。 日食は観測方法を誤ると、太陽の強烈な光で目の奥の網膜を痛める「日食網膜症」になるおそれがあり、日本眼科学会によりますと前回の金環日食では、全国で1000人近くが日食網膜症と診断されました。 9日は北海道や小笠原諸島などで晴れるところがある一方、全国的に