2018年1月11日のブックマーク (2件)

  • 「打ちたいのに打てない」 HPVワクチン「騒動」に巻き込まれて、今なすべきこと

    ある日、「たいへんなことになっている」という連絡が予防接種をしている外来の看護師からきました。 予防接種の外来でおきそうな「たいへんだ」には、予約患者さんなのに冷蔵庫に在庫がないといったポカミスから、接種した際に患者さんが数秒意識を失った(迷走神経反射)、打つワクチンの種類・打つ人を間違えたということまであります。 しかし、この日の話は今までに経験したことがないものでした。 まずは安全確認をしなくてはなりません。 幸いなことに、患者さんが体調不良になったとか事故が起きたということではありませんでした。 当院は月に1400前後のワクチン接種をしている専門外来があります。10年以上やっていますが、重症な副反応であるアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)と診断された事例は経験していません。 ちなみに当院の救急科も、年に100件前後のアナフィラキシー症例の対応をしていますが、ワクチンが原因の事

    「打ちたいのに打てない」 HPVワクチン「騒動」に巻き込まれて、今なすべきこと
  • 査読の課題:高濃度ビタミンC点滴療法を例に(今村文昭) | 2017年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

     栄養疫学者の視点から 栄養に関する研究の質は玉石混交。情報の渦に巻き込まれないために,栄養疫学を専門とする著者が「と健康の関係」を考察します。 [第6話]査読の課題:高濃度ビタミンC点滴療法を例に 今村 文昭(英国ケンブリッジ大学 MRC(Medical Research Council)疫学ユニット) (前回よりつづく) 客観的な査読は科学論文の前提とされるプロセスです。ウェブの情報や新聞の論説などと一線を画す上で重要なものです。査読の段階で穴があったり,偏った考えが介入したりすると,客観性とそれを前提にした信用は損なわれます。 第5話(第3235号)で紹介したビタミンC点滴療法に関する唯一のランダム化比較試験と考えられているのが,卵巣がん患者に対する試験です(Sci Transl Med. 2014[PMID: 24500406])。論文に基づき私が相対罹患率を算出したところ0.

    査読の課題:高濃度ビタミンC点滴療法を例に(今村文昭) | 2017年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    ichiharu12
    ichiharu12 2018/01/11
    “介入群では医師団とのコミュニケーションの機会が100時間以上も増え,盲検化もありません。当然この研究ではビタミンC点滴療法の効果はわかりません”