「征伐隊」事件で逮捕された村上一郎容疑者(54)は、みずから主宰する「刀剣友の会」の最高顧問に民主党の西村真悟衆院議員(55)を担ぎ、先の総選挙でも同議員を支援するなど同議員と親密な関係でした。 村上容疑者は秋田県出身。法政大法学部を卒業後、別の会社を経て岐阜県内で樹脂製品や日本刀、ナイフの卸売り、健康飲料販売などを行う会社の社長となり、現在は役員として事実上の代表を務めています。 愛好家団体「刀剣友の会」(日本人の会)を主宰。月刊の会報では刀剣類の紹介のほか、二○○一年五月に右翼団体メンバーらと尖閣諸島・北小島に日本刀を持って上陸し、経緯を「憂国断行レポート」として掲載していました。 みずからを「日本国臣民」、中国を「朝敵」と呼び、「国賊外務省」などと書いていました。 西村議員の事務所では、同議員は地元の支援者を通じて約四年前に村上容疑者を紹介され、「年に一、二回会ったり、会の講演を頼ま