Wordの悪夢 破滅的に冗長なコードというものがある。もちろん、回避できればそれに越したことはない。しかし、いかにコードの効率アップを目指しても仕様的に回避できない冗長さもある。 例えば、ただ単にMicrosoft Wordで指定された文書を開くというだけの事例を見てみよう。このようなコードは、Visual StudioにOffice連携の機能が含まれる以上、簡単に書ける……はずである。 しかし実態はかなり驚愕(きょうがく)すべきものであった。 3.0までのC#の仕様範囲内で書いた例を最初に紹介しよう。ちなみに、まず「Microsoft.Office.Interop.Word」への参照を追加しておく必要がある。 using System; using Microsoft.Office.Interop.Word; class Program { static void Main() { ob