日本人は世界で4番目に貧しい――こんな情けない調査結果が出た。 これは厚労省が国民生活基礎調査の既存データをもとに計算した「相対的貧困率」。簡単に言うと所得が平均の半分に満たない人たちの比率で、数字が大きいほど貧しい層が多い。 直近の07年は15.7%で、98年の14.6%から1.1ポイントの増加。この数字はOECD(経済協力開発機構)に加盟している30カ国の平均10.6%を上回り、ワースト4位に位置する。 ちなみに最悪はメキシコで以下、トルコ、米国の順番。アジア圏では韓国が6位だった。また、18歳未満の子供の貧困率も日本は98年の13.4%から07年は14.2%に悪化している。 「リーマン・ショックが起きた昨年や今年の貧困率がさらに悪くなるのは間違いありません。大きな原因は非正規雇用労働者の増加です」 こう言うのは「労働相談センター」広報担当の須田光照氏。労働者の総数に占める非正規雇用の
自民党の伊吹元幹事長が6月27日のテレビ番組で「自民党が問われているのは、人気がある人を旗に立てた事だ」と述べ、国民の人気度に比重を置いて麻生氏を総裁に選んだ事が政治を混迷させているとの認識を示した。昨年の自民党総裁選挙直前に既にその事を指摘していた私は、「小泉純一郎氏の登場以来まともな政治を見失い、錯覚だらけに陥った自民党がようやく気づいたか」と思う反面、「大半の議員を入れ替えない限り錯覚は続くだろう」という気になった。 昨年の9月10日に私は「総裁選挙は未熟すぎる民主主義の証明」というコラムを書いた。「『政策を競い合う』と称して『開かれた総裁選挙』を行なう自民党が民主主義的で、代表選挙をやめた民主党は民主主義的でないと公言する政治家やメディアは、民主主義を全く理解しておらず、この国の未熟さを証明しているだけ」という内容のコラムである。 そもそも政党内の選挙は国民が参加していないのだ
ひまつぶし国会 最後は雇用問題で激突演出 News spiral:2008.12.23 UP from 岸井成格(ジャーナリスト)ほか麻生首相による民主党への逆質問という異例の所信表明で幕を開けた臨時国会が25日に閉幕する。 だが、今国会は当初から「解散ありき」で予定が組まれていたため、百年に一度といわれる経済危機にもかかわらず、法案審議は低調に終わった。日経新聞によると、今国会で政府が新規に提出した法案は15本で例年並だったものの、解散時期が不透明ななか与党の段取りが遅れ、また解散延期によって野党が対決姿勢に転じたため、法案の成立本数は10本、成立率は過去10年で最低の67%となった。 高野論説:THE JOURNALとInfoseek楽天が新しいニュース媒体を創設――ブログ・ジャーナリズムの実験、新展開へ News spiral:2008.12.18 UP from 高野孟(ジャーナ
【section.01のあらすじ】 ジャーナリスト 高野孟が“時代のキーパーソン”を迎えてお届けする動画企画「檄論檄場」。第5回は民主党 鳩山由紀夫代表をお迎えした。 まず気になるのが、その日程が注目される“総選挙”。これに向けて、与野党の代表が意見を交わす党首討論が2度行われている。これについて、ご本人の意見をうかがった。さらに、解散のタイミングについても質問。鳩山代表は現在の状況を、「(麻生首相は)チャンスを逃した」と、首相の決断力不足を指摘した。選挙の雌雄を決するポイントを、「覚悟と迫力」とし、小泉元首相の郵政選挙は「覚悟の勝利だった」と振返った一方、それが首相には感じられない、との考えを示唆した。 加えて、麻生首相に残された最後のチャンスを、“静岡知事選挙”とし、それを逃せば「首相が自ら解散を打つ」ことができなくなるとの見方を示した。 こうした首相の権限すら行使できなくなっ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く