NASAのコンピュータに侵入し損害を与えたとして起訴されている英国人Gary McKinnon被告の米国への身柄引き渡しに対する上訴審がはじまった。 McKinnon被告の弁護人Edmund Lawson氏は、米国で反テロリズム法が適用され有罪判決を受ければ、McKinnon被告は最長で60年間収監される可能性があるとロンドンの高等裁判所での審問で述べた。上訴審は現地時間2月13日に始まっている。 McKinnon被告は2001年から2002年に、米政府機関の97台のコンピュータに不正アクセスし、70万ドル相当の損害を与えた容疑に問われている。CNET News.comの姉妹サイトZDNet UKの取材に対してMcKinnon被告は、地球外生物の証拠を探してコンピュータにアクセスしたことは認めたが、故意に損害を与えた点については否認していた。 2006年5月、英国の下級判事裁判所は米国での