時事ネタです このところ経済誌やタブロイド紙の一面などで「危ない不動産会社リスト」特集が報道されています。不動産9月危機説、これから不動産会社がばたばたと逝くというわけです。その理由について「サブプライムローン問題が云々」と書かれることが多いのですが、「こんなにマンションを造っていったい誰が買うのだろう」という状況はしかし、もう何年も前からあったでしょう。 さて新興不動産の業務内容を見ると「不動産流動化事業」が多いように、第一次バブル経済と第二次バブル経済は連続しています。かつてのバブル経済崩壊によって動かなくなった不動産をいかに動かす(流動化)かが、この一連の発端にあったように見えるわけです。 その仕組みのひとつは言うまでもなく証券化です。不動産自体は文字通り動きません。これを証券化し、その証券市場を作ることで、不動産を証券として動かし、また小口投資家を市場に引き込むことで、動きを活発化