私は、空港という場所が好きです。なぜなら空港に降り立った瞬間に、その国の「らしさ」や「表情」を感じ、その国を今から堪能するぞ!という異様な高揚感に包まれる場所だからです。昨年末にカタール航空を利用した際、ドーハ・ハマド空港に降り立ちました。近未来的なデザインと中東を感じるきらびやかな豪華さに度肝を抜かれました。ドーハの印象って、サッカー日本代表の「ドーハの悲劇」以来なかったのですが、中東を代表する国なのだと認識し、あらためて空港はその国の玄関なのだと実感しました。 例えば、韓国の金浦国際空港に降り立てばキムチの匂いがするし、アメリカ・シアトルのシアトル・タコマ国際空港ではコーヒーの香りがする。空港とは、その国の第一印象を「五感」で決定づける場所。改めて考えてみれば、なんて大切な空間なのかと。