『コントが始まる』はあとから響く名作ドラマである 『コントが始まる』は不思議な名作ドラマだった。 あとから鈍く低くじわりと響いてくるドラマである。 見終わって翌日に全10話を2回見て、その次の日と次の次の日も10話をそれぞれ1回ずつみて、本放送からあわせて5回通しで見てしまった。 とても気になったからだ。 ドラマを見て何かを手渡されたのはたしかだけれど、それが何なのか、すぐには言葉にできなかった。言葉にしようとして5回見た。 おもしろいドラマである。 でも、とてつもなくすごいおもしろい、というわけでもない。 すごくおもしろいドラマは、5回も続けて見られない。 そこそこ落ち着いた生活が描かれる。 いくつかの出来事が起こり、それが穏やかな視点で描かれ、人生の節目の物語が展開する。何かがじわりとゆっくり沁みこんでくる。 だから5回見ても飽きない。 売れないコントグループの解散ドラマ(以下ドラマ内
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