北朝鮮ウオッチャーの間では金正恩第1書記に何が起きたのかという疑問が渦巻き、世界中のメディアの注目も高まっている。正恩氏は長い間姿を見せておらず、何らかの重大な権力移行、あるいは体制崩壊の前触れではないかとの臆測すら飛び交っている。 正恩氏は9月3日にコンサートを鑑賞して以来、公の前に姿を現していない。これは2011年12月に北朝鮮トップの座についてから最も長い「所在不明」期間となる。 正恩氏は父である故金正日氏の朝鮮労働党総書記選出17年を記念する7日の会合にも姿を見せず、臆測はさらにヒートアップしてきた。 北朝鮮の国営メディアは正恩氏の状況について、最近は「不安定だ」と伝えるだけで、それ以上の情報を提供していない。韓国の政府関係者や専門家らは、これを正恩氏の健康不安と結びつけている。 一部では、正恩氏が痛風など足の問題を抱えていると信じられている。ここ数カ月、同氏が足を引きずっ