CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。
「ITエンジニア本大賞 2021」技術書部門大賞を受賞した『Engineers in VOYAGEー事業をエンジニアリングする技術者たち』。この書籍で紹介された技術的負債を返済するアプローチ手法であるリファクタリング、リアーキテクティング、リプレイスを、VOYAGE GROUPではどう実践してきたのか。そして、各システムの技術的負債に対し、どのように立ち向かってきたのか。同社のエンジニアが挑んできた課題や解決策を、実例を交えながら紹介する。 タワーズ・クエスト株式会社 プログラマ・テスト駆動開発者 和田卓人氏(左上)、株式会社fluct プログラマ 須藤洋一氏(右上)、株式会社VOYAGE MARKETING 福田剛広氏(左下)、元株式会社サポーターズ ねこや氏(右下) 技術的負債を返済するための3つのアプローチ まず和田卓人氏は、事業とシステムとの間の乖離から生まれる技術的負債を返済する
UNIX基礎講座 UNIXとは | UNIXの基本構造 | ファイルシステム | ファイルシステムの構造 | 絶対パスと相対パス | マウント | シェル機能 | ヒストリ機能 | ワイルドカード | リダイレクション | パイプ | エイリアス | 環境設定 | シェル変数と環境変数 | カスタマイズ | コマンドリファレンスの形式とmanコマンド | リファレンスの形式 | マニュアルページの活用 ファイルとディレクトリの操作 cd | chgrp | chmod | chown | cp | dd | df | du | ln | ls | mkdir | mv | pwd | rm | rmdir | split | find | od | touch テキスト処理 cat | comm | cut | diff | diff3 | echo | expand | fold | g
漫画でWeb技術が身につく「わかばちゃんと学ぶ」シリーズの著者である湊川あいさん。彼女はこれまでのキャリアにおいて、積極的にアウトプットを続けることや人に教えることを大切にしてきた。書籍の執筆はもちろん、各種カンファレンスやオンライン講義への登壇、SNSでの情報発信などを精力的に行ってきたのだ。湊川さんがこうした活動を続けられた理由を、前後編の2回に分けてお届けする。前編では、書籍を執筆するようになった経緯やモチベーション維持の方法、人に教えるという行為の意義について伺った。 初心者だからこそ、初心者の目線に立って伝えられる ――湊川さんは、何をきっかけに書籍を執筆するようになったのですか? 私はもともと、ある企業のWebデザイナーとして働いていました。会社員を続ける傍ら、メディアプラットフォームのnoteに「マンガでわかるWebデザイン」という漫画を掲載していて。半年間ほど投稿を続けてい
デブサミ2020の1日目、「質とスピード」というセッションが人気を集めた。2019年10月に開催されたEngineering Organization Festival 2019で評価の高かったセッションをアップデートして再演したものだ。登壇したのは、テスト駆動開発者として有名な、タワーズ・クエストの和田卓人氏。ライオンのアスキーアートといっしょに紹介されることが多いという。プロジェクトマネジメントにはQCD(Quality:品質、Cost:コスト、Delivery:納期)という概念があり、トレードオフの関係になると言われている。確かに開発の現場でも、「いまは大事な時期だから、品質を犠牲にしてスピードを優先しよう」といった判断が行われることは少なくない。しかし、和田氏は、ソフトウェア開発の文脈において、逆の効果をもたらすことを、多くの資料を引用して再構築してみせた。 タワーズ・クエスト株式
増え続けるレガシーコード この記事を読んでいる皆さんの多くは、これまでたくさんのシステム開発に関わってきたことでしょう。仕様変更と闘い、納期に追われ、やっとのことで稼働したシステムも数多いはずです。厳しい状況になればなるほど、実際にコードを動かすことが最優先になり、「コードを保護する」ための単体テストの整備は後回しになってしまいがちです。 ところが、システム開発はシステムが完成して無事に稼働した時点で終わりではありません。ユーザーが実際に使い始めると、保守開発としてさまざまな仕様変更や機能追加が発生するのが常です。それらに対応するためには、厳しいスケジュールの中で、やっつけ仕事で間に合わせたコードに対して改修や機能追加をする必要があります。では、このような仕事にどうやって取り組めば良いのでしょうか? さて、前回の記事では、『レガシーコード改善ガイド』におけるレガシーコードの定義を紹介しまし
はじめに 皆さんこんにちは。GitHubの水谷です。GitHubでは、エンタープライズサポートエンジニアという肩書きで、GitHubの企業向け製品であるGitHub Enterpriseのテクニカルサポートをしています。 GitHubは、2018年10月に開催された開発者のためのカンファレンス、GitHub UniverseにてGitHub Actionsを発表しました。2019年4月2日現在、GitHub Actionsはまだ一般提供されている機能ではなく利用申請が必要なベータ版ですが、一般提供に向けて開発が進んでいます。この記事では、一般提供に先立ってGitHub Actionについて実例を交えて詳しく紹介します。 ベータ版について 利用申請の処理が進みベータ版の利用者になると、リポジトリのPull requestsタブの右にActionsタブが現れます。この記事ではActionの実例
4月18日~20日に開催されたRubyistたちの祭典「RubyKaigi 2019」。その発表内容や知見を共有するためのイベント「AFTER RubyKaigi 2019」が、RubyKaigiスポンサーであるラクスル、Sansan、ZOZOテクノロジーズの3社共催で5月15日に行われた。本イベントでは3社のエンジニア&ゲストによるLTや、Ruby有識者によるパネルディスカッションが実施された。ここでは、そのレポートをお届けする。 RubyKaigiを通じて得た学びとは?【3社エンジニアLT】 「RubyKaigiを振り返ってみた」/Sansan株式会社 石畑翔平氏 はじめに登壇したのは、Sansan株式会社の石畑翔平氏だ。石畑氏はまず、RubyKaigi 2019の感想として「とにかくご飯がおいしかった」「ノベルティが豪華だった」「貴重な講演をたくさん聴けた」とユーモアを交えて語り、会
はじめに システム構築においてデータベース設計は不可欠です。そこで多くの方がデータベースの設計技法について書籍で学んだりするのですが、なかなか身についたと感じられないことも多いのではないかと感じます。 その理由は、実務で任せられる機会というのが少ないからというのが大きなものとして挙げられます。データベース設計というのは、やはり重要な箇所ですから自然と経験のある人に任せられることが多いのが実態です。しかもデータベース設計を担当するのはプロジェクト全体の中でもごく少数だけになりますから、なかなかチャンスが巡ってきません。 しかし、それを嘆いているばかりではスキルが身につかないのも道理です。そこで身近にあるものを何でも手当たり次第にデータベース設計のネタにしてしまうことで、コツコツと地力をつけていこうというのがこのシリーズの主旨です。 合言葉は、「表組みを見たらERDを描け!」 。では、張り切っ
Rubyコミュニティへの貢献、エンジニアの底力を高めるために クックパッドでは社内だけではなく社外、つまりオープンソースコミュニティに対しても、貢献したかを評価軸に取り入れている。知り得た知識はブログやSNSを通じて開示することが推奨されているのだ。 特にRubyコミュニティには熱心だ。「コアコミッターが2人、席を並べているのは世界でもうちだけだと思います」と庄司氏が胸を張るように、クックパッドではコアコミッターを2人採用し、Rubyの開発に専念してもらっている。他にもイベントがあれば運営側に協力、協賛、発表など何らかの形で関与している。 オープンソースコミュニティに何らかの貢献をすることは今やIT企業なら珍しくはない。あえて理由を聞くと、庄司氏は少し考えてから、こう答えてくれた。「こういう時、オープンソースを使っているからコミュニティに恩返し……と答える人は多いですね。それも真実ですが、
自然言語のように直感的な文法を持ち、楽しくプログラミングできるようにデザインされたオブジェクト指向スクリプト言語・Ruby。25年前に生まれたこの言語は、いまや世界中のエンジニアたちに愛されている。Rubyはいかにして生まれ、今後はどのように成長しようとしているのか。そして、その歩みにおいてGitHubはどんな役割を担ってきたのか。6月12、13日に初めて日本で開催された技術カンファレンス・GitHub Satelliteのパネルディスカッション「Rubyが生まれた頃、そしてこれからのRuby」では、その道程をRubyの生みの親・まつもとゆきひろ氏とGitHubソフトウェアエンジニアのアーロン・パターソン氏が軽快な口調で語り合った。 GitHub ソフトウェアエンジニア アーロン・パターソン氏(左)と、Rubyの生みの親 まつもとゆきひろ氏(右) 窓際族だったから、Rubyを開発できた?
現在、Rubyはデータサイエンス分野では使いにくいプログラミング言語です。その主な理由として、実用的に使える環境が存在しないことが挙げられます。この状況を変えるには、データサイエンスの全工程をRubyで実施できる環境を整備しなければなりません。本稿ではデータサイエンスでよく利用されるPythonのツール群をRubyから使用するための仕組みである「PyCall」を紹介します。 PyCall(GitHub) 1 はじめに 株式会社Speeeで研究者をしている村田です。現在はRubyをデータサイエンスで使えるプログラミング言語にするための仕事に取り組んでいます。 これまでRubyはデータサイエンスの仕事では役に立たないプログラミング言語でした。仕事で実用に耐えられるツールが無く、ユーザが増えず、開発者も集まらない悪循環が原因です。こうした悪循環を解消するには、実用的な道具や環境を早急に整備して、
マーケッター向けに語られることが多いGoogleアナリティクス。本連載では開発者の方に向けてGoogleアナリティクスとGoogleタグマネージャの使い方を、基本から単なるページビュー計測にとどまらない利用方法までご紹介します。第1回ではGoogleアナリティクスとGoogleタグマネージャの始め方を解説します。 対象読者 JavaScriptを利用したウェブページを作ったことのある方 GoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャについて基礎から学びたい方 Googleアナリティクスとは Googleアナリティクスとは、マーケティングに役立つ機能のそろったプラットフォームです。主要な機能の一つとして、ウェブサイトやアプリのページビュー数やセッション数の計測が挙げられます。無料で簡単に計測を行えることから世界中で人気のツールです。 Googleアナリティクスは、ウェブサイト計測以外
まずは、達人出版会代表であり、RubyKaigiオーガナイザーの高橋征義氏による講演。「RubyistのRubyistによる、Rubyistとそうでない人のためのカンファレンス」であるRubyKaigiは、2006年に初めて開催された。2011年には一旦終了し、2013年からは国際色の強いカンファレンスとして再開された。高橋氏は2006年から2011年までは実行委員長、2013年以降はオーガナイザーとして関わっている。 高橋氏は、開発者Kaigiのチームについて述べる前に、まず「開発者Kaigi」とは何かについて整理した。開発者KaigiとはITエンジニア(開発者)向けのイベントで、「勉強会」「ミートアップ」「ハッカソン」「セミナー」「ハンズオン」「カンファレンス」などさまざまな形式がある。期間も数時間から数日間、有償/無償なものと仕様もさまざまだ。 これら開発者Kaigiは、勉強・知識の
アプリ・サービスのUIデザイナーが集うコミュニティ「UI Crunch」は、若手が成長できる場の提供を目的として、25歳以下限定のコミュニティ「UI Crunch Under25」を設立。その第1回イベントを9月26日、東京・渋谷にある株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)の社員食堂「サクラカフェ」で開催した。基調講演には、DeNA会長の南場智子氏が登壇。「何故いまデザインなのか?」と題し、多くの失敗から導き出したという、いわばヒットサービスを開発するための「悟り」を披露した。開発者にも大変参考になる内容なので、本稿でお伝えする。 【関連リンク】 UI Crunch Under25 | UI Crunch この日は若手デザイナーに向けてということもあってか、南場氏のトークは大変気さくでノリがよく、語り口はロックスターのMCのようであった。文字では伝わりにくいが、その楽しさ・雰囲気を少
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